イチオシレビュー一覧

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ありそうでなかった異色ダークファンタジー

  • 投稿者: 磯山いそ   [2019年 06月 04日 17時 24分]

異世界。

世界を渡るように転生した者にとっては、その世界は前世で暮らしていた豊かな国や世界よりも、様々なロマンや魅力に溢れた素晴らしき世界に見えるだろう。

ただ、その世界に住まう人々からすれば、転生者とは一体どんな風に見えるだろうか。
世の理から大きく外れた力を持つ、優しき皮を被った化物と等しい。

それまでは奇妙な形で取れていた世界の均衡が、その者の判断一つでいとも簡単に崩れてしまう。

それぞれが清濁混じった想いを胸に、世界の為に強大な力を持った転生者と戦わなければならない。

力とは何か、正義とは、世界とは何か。

読めば読むほどに深く考えさせられる、重厚で濃密な粛清ファンタジーがここにあります。

転生者は悪なのか。

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 05月 28日 19時 37分]
管理
他の人が触れていない(そもそも読解力のない自分の錯覚なのかもしれない)ので触れておくと、主人公に人間味があまり感じられないのが気になった。
勿論それも含めて魅力なのかもしれないが、正常な人間は誰しも葛藤というものがあるわけで、主人公の心情描写が少ないこともあり「感情移入」が出来なかった。これからに期待。
他の方々は世界観が作り込まれているとこのレビューに書いているが、テンプレ的な内容(王国だとか、冒険者ギルドだとか、他種族だとか)に触れていないだけで、寧ろかなり狭い世界観が展開されていると感じた。
正直、異世界転生者を現地の人間が(チートに自分の力で対抗して)倒す、始末するといった内容の作品はあるにはあるので「THE 斬新!!という感じではなかった。
ただ、独特かつ緻密な文章構成と地の文のまとまり具合が、他の作品にはない躍動感を持たせている。
ジャンル自体が未開拓なものなので、期待大。

異世界転生者を──狩る

これは言ってしまえば『転生アンチ』でしょう。

やりたい放題をする転生者達。今はまだ無害な子供だろうと、悪くないと無実を表明する者だろうと、『転生者』という理由で主人公『粛清騎士ライ』は殺します。

きっとこの世界の転生者は『ライ』という名前に恐怖するはずです。

鮮明かつ臨場感溢れる戦闘描写。
考え込まれている世界観。
それが相まって、読者はこの作品により引き込まれることでしょう。

復讐に身を包んだ騎士の物語。
そんな彼がどのような結末を歩むのか。

私達で見届けましょう。

小説を書く人にもオススメしたい作品

とにかく面白い。
この一言に尽きる。
タイトルにすごく惹かれ、読んでみたら案の定面白い。
場面展開もいいし、キャラクターにも好感が持てるので早く続きを読みたい…と夢中になって読んでしまう作品です
小説を読みたい人にはもちろん、小説を自分で書いている人にもおすすめです。すごく勉強になりました。
応援しています。

転生者を屠る漆黒の閃剣


本作の魅力は、「転生者」の物語ではなく、
「転生者を狩る者」の物語である事これに尽きる。

小説家になろうにおいて、
転生者である主人公が活躍するファンタジー小説が数多ある中、この作品はその逆の発想を行く。

飽きることなく、転生者は世界に湧く。

「お前らは、死んでくれ」

始まりの日【アルドラの乱】。
そこから漆黒の粛正騎士、ライ・コーンウェルは覚醒する。
ライが転生者を執拗に狙う理由とは……。

シロもクロもハイイロも面白くない。歪な色の主人公が魅せるダークファンタジー開幕!

  • 投稿者: 羽田 共   [2019年 05月 26日 14時 29分]
清廉(シロ)も異端(クロ)も、均等に混ざった普通(ハイイロ)も面白くない。本作の一節だ。

異世界転生した異端を狩るものである主人公ライ。本来であればシロに属する筈の彼には秘密があり、上のどの色にも属さない。歪な色の持ち主だった。

緻密に計算されたストーリーと作者様の高い筆致が織りなす極上のエンターテインメントが貴方を待ち構えている。

さあ、刮目せよ。この物語の先にあるのはシロ(ハッピーエンド)かクロ(バッドエンド)か。はたまた……。
自分の目で確認していただきたい。

考察が膨らむ重厚なストーリー

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 05月 26日 13時 13分]
管理
【アルドラの乱】と呼ばれる蛮行によって、故郷を失った少年ライが、チートを持つ転生者に立ち向かっていく物語です。

世界観/設定がよく考え込まれており、重大な伏線も含まれていると感じさせられるので、続きが気になる構成をしています。

情景/心理/戦闘などの描写がその豊富な語彙力と表現力が記述されている為、目の前で起きているかのような臨場感があります。スラスラと読んでいけると思います。

必見です。没頭間違いなし。

転生者絶対殺すマン


異世界転生といえば、チート。
私も夜な夜な妄想したことがあります。

この物語の主人公は、チートを持たない現地人です。
異世界からやって来た転生者に、チートに立ち向かっていくのがテーマとなっています。

世界観というか、その辺りの設定が秀逸です。
よく考えられていて、不自然な無理矢理感がなく、物語にうまく溶け込んでいます。
転生者がやってくる理由や、「竜」の設定は個人的におお、となりました。

粛清騎士ライの物語はまだまだ始まったばかり。
飽きさせない展開を次々に用意してくれると思います。

描写も丁寧で、非常に躍動感のある戦闘シーンも見所です。
是非読んでみてください。

正統派ダークファンタジー!

  • 投稿者: 随喜夕日   [2019年 05月 14日 20時 54分]
 チート、異端、異能、転生者。
 英雄気取りの偽善。革命まがいの蛮行。
 過去、彼らの行いは必ずしも平穏をもたらしはしなかった。
 異世界。確かにそうかもしれない。外界からやってきた彼らは皆、そう言う。
 だが、世界にはこの大地を故郷とする民が息づく事を知るがいい。
 粛清騎士──。
 この剣こそがそれだ。我らこそ、異端の断罪者。
 故郷を奪われた青年の、過去からの逆襲!
 黒き鎧を血潮で染めて、不屈の騎士が闇夜を駆ける。


 これこそ近年失われた、正統派ファンタジーの再来。
 君は読み、惹き寄せられて、没頭する。

今、最も注目すべき作品!

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 05月 09日 21時 24分]
管理
夢にまで見た異世界。
憧れた転生。

もし貴方がもう一度人生をやり直せるとしたら?
異能を持ち、異世界に行けるとしたら?
何をしましょう。何ができるでしょう。

冒険?
成り上がり?
チートで気持ちよく無双?
ハーレムを作る?
実に素敵です。それはもう楽しくて仕方がないでしょう。

しかし、その傍らには涙を流す人がいるのです。
そして、そんな理不尽を許さない人がいるのです。

粛清騎士ライ。転生者を狩る者。

容赦無く、慈悲も無く、温情も無く、彼は転生者を殺し続けます。
果たして彼が戦って戦って戦い続けた先には何があるのか。

共に見届けましょう。彼の命が燃え尽きるまで。
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