イチオシレビュー一覧

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言葉をかわさずとも、心に強く刻まれた出会い

隣国の王女アメリダ。
主人公である王子はたった一度だけ、アメリダと邂逅した。
王女であるというのに、両親からは取るに足らぬ存在として軽んじられている少女だ。
そのアメリダとの出会いは深く深く主人公の心に残り、いつかまた会いたいと心に残り続けている。
一言も言葉を交さなかったのに、アメリダの記憶はいつまでも色褪せない。

あなたもこの小説を読んで、理由を確かめてみてください。
王子と同じように、きっと彼女の存在が心に深く刺さることでしょう。

ラプンツェルの様な切なさ

  • 投稿者: しいたけ   [2019年 05月 01日 05時 16分]
 届かなければ手を伸ばし、離れていれば地を駆ける。遠く離れていても何のその、少女の為なら男は幾多の地を跨ぐだろう……。

 二人の間に言葉は要らず、されどより交わりたくて口を動かしては一喜一憂。より彼女を知りたくて、男は今日も邁進する。

 物語はいつも好奇心から始まりドラマチックでセンチメンタルでラブストーリーだ。
 少女は今日もそこに居る―――。
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