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熱き意思と意思がぶつかり合う究極の人間ドラマ!――正義を貫き通せ、ライトニングッ!!

1962年のキューバ危機によって、こことは異なる”If”の分岐点を辿ったもう一つの日本。

そこでは、不動 猛征という強大な指導者に率いられた『国防軍』のもと、強権的ともいえる統治が行われていた。

そして現在この地では、街を破壊したり人々の命を脅かす『戒人(かいじん)』と呼ばれる存在が、巷を大いに騒がせていた。

国防軍に所属する熱血漢の少年:剣 耀流は、『戒人』を量産しているとされる『反乱軍』の主力メンバー、葵 楯輝と山吹 洸を捕獲しようと奮闘する。

だが、耀流は反乱軍の二人と邂逅した末に、とてつもない秘密を知ることとなる――!!


当初は困惑する耀流だったが、真の悪を討ち、人々の未来を守るために『大義閃隊ライトニング』の一員となって戦う事を決意する。


死闘の果てに、彼らの意思はどこへと向かうのか。

譲れない想いを秘めた者達が、鮮烈に火花を散らしながら激突する――!!

リアル路線戦隊物、ここにあり!

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 12月 29日 23時 27分]
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 戦隊物と聞くとどうしても、低年齢層向けの作品を思い浮かべるでしょうが、この作品は違いました。

 歴史的ifを元にifの先にあるかも知れない日本を、現存で可能、或いは未来的な技術でそれを再現しようという、作者のパイオニア的な努力が随所に見られます。

 様々な運命の悪戯から第二次世界大戦時に納める鞘が無くなり、自暴自棄になってしまい、多くの不必要な死者を出した過去の日本のアンチテーゼも散見しており、作者の訴えたい事がダイレクトに伝わり、「戦隊物=低年齢層の作品」という概念を良い意味で打ち砕いてくれる作品です。

大人が読める戦隊もの

1962年のキューバ危機で全面核戦争が起きてしまったパラレル世界を舞台に三人の男達が戦隊ヒーローとして立ち上がります。

軍国主義へと回帰した日本。
弾圧される国民。
蔓延る生物兵器。

独裁の限りを尽くす不動猛征首相の真の目的とは?

戦隊ものでありながらもリアリティを重視した大人が読めるエンターテイメントとなっています。

正義を穿つ、一閃の大義。
特撮ものが好きな方にオススメです。
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