イチオシレビュー一覧

この物語は四人の小学六年生の女子が全員それぞれに片想いをしているというお話である。

コレを見て『四人も覚えられねーよぉー！　誰が誰を好きかゴッチャになるだろーがぁー！』と思った方。

安心していただきたい。少し読み進めてもらえばそんな心配は杞憂であることがすぐに解るはずだ。

まず何より読みやすい。一話の文字数もそんなに多くなく、次話へをタップしていたらいつの間にか最終話に辿り着いてしまう程だ。

そして解りやすい。ちゃんと四人の主人公達がそれぞれの個性を持っていて、それぞれ性格が違うことがすぐに理解できる。

極めつけに共感しやすい。それぞれが自分とは違う相手のどこに惹かれているかが明確に描かれていて、なおかつ出てくる会話やエピソードが変に浮世離れしていない、現実世界での出来事なのだと思えるのだ。

繊細な少女達の心の機微を学びたい方に、おすすめしたい物語です。

　ロリは万人が好むジャンルだ。
　ユリは万物に効く特効薬である。

　――その二つを掛け合わせたラブコメディが最強であることはもはや語るまでもない。

　ここまで読んで「ふむ、なるほどね」と思ったあなた。
　是非読んでみて下さい。
　はまること間違いなし。

　小学六年生の仲良し四人組。
　佐々木六花は、幼馴染の乾理沙が好き。
　しかし、理沙は同じグループの涼華に恋している。
　けれど、涼華は鈴の事が好きだった。
　そして、鈴は六花のことが気になっていて……

　ああ、すれ違い四角関係。
　ゆるい日常と甘酸っぱい恋愛模様が緩急となり、ページをめくる手が止まらなくなります（経験談）

　ドキドキが止まらない初恋物語をあなたへ。
　エンディングまで泣くんじゃないっ！