イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く19歳の心は繊細です。
自分に自信が持てなくて、将来にも不安がいっぱい。
人の言動が気になるし、勉強することの意義さえ見失ってしまいがち。
主人公の麻子のように予備校通いの19歳なら、なおのことすべてが不安だらけでしょう。
そんな麻子がレモン色の電車に乗るところから、物語は始まります。
停車駅も知らず目的地もわからない、電車の旅。
さあ、不思議な電車は麻子をどこに連れていってくれるのでしょう。
読後の印象に残るのは、やさしくおだやかな雰囲気と、誠実に物語に向き合う作者様の姿勢です。
そして感じる、明るい未来。
受験シーズンも終盤に来ているこの時期に、どうぞこの物語を手にとってみてくださいね。
自分に自信が持てなくて、将来にも不安がいっぱい。
人の言動が気になるし、勉強することの意義さえ見失ってしまいがち。
主人公の麻子のように予備校通いの19歳なら、なおのことすべてが不安だらけでしょう。
そんな麻子がレモン色の電車に乗るところから、物語は始まります。
停車駅も知らず目的地もわからない、電車の旅。
さあ、不思議な電車は麻子をどこに連れていってくれるのでしょう。
読後の印象に残るのは、やさしくおだやかな雰囲気と、誠実に物語に向き合う作者様の姿勢です。
そして感じる、明るい未来。
受験シーズンも終盤に来ているこの時期に、どうぞこの物語を手にとってみてくださいね。
この物語の主人公は辛い日々の中で時間鉄道に出逢い、様々な経験をして成長していきます……。
麻子は大学受験に失敗し十代のラストを予備校生として過ごす事を余儀なくされた、どこにでもいる女性です。
そんな彼女は、入学説明会で知り合って友人になった佐和子と共に苦しい浪人生活の日々の中で時間鉄道に乗るのでした。
過去や未来の思いに応える鉄道~~彼女がその列車で体験した不思議な出来事とは?
『難関 汝を玉にす』ということわざがりますが、苦労やそれに伴う悩みや葛藤は決して無益なものではありません。
今が辛くとも、その経験は必ず自分の血肉になって未来を潤すのです。
この物語はそんな事を考えさせてくれる良作です。
昨日から今日、そして明日へと繋がる人生という名の時間鉄道に貴方も乗車してみませんか?
麻子や佐和子と同じ年代を生きている若者は大歓迎。
頑張っている今こそ、自分を見つめ返しては如何でしょう?
麻子は大学受験に失敗し十代のラストを予備校生として過ごす事を余儀なくされた、どこにでもいる女性です。
そんな彼女は、入学説明会で知り合って友人になった佐和子と共に苦しい浪人生活の日々の中で時間鉄道に乗るのでした。
過去や未来の思いに応える鉄道~~彼女がその列車で体験した不思議な出来事とは?
『難関 汝を玉にす』ということわざがりますが、苦労やそれに伴う悩みや葛藤は決して無益なものではありません。
今が辛くとも、その経験は必ず自分の血肉になって未来を潤すのです。
この物語はそんな事を考えさせてくれる良作です。
昨日から今日、そして明日へと繋がる人生という名の時間鉄道に貴方も乗車してみませんか?
麻子や佐和子と同じ年代を生きている若者は大歓迎。
頑張っている今こそ、自分を見つめ返しては如何でしょう?
人の数だけ行き先があり、その出逢いだけ停車駅がある! 乗る降りるはあなた次第……
- 投稿者: 退会済み [2019年 12月 18日 07時 14分]
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その時代は平成の初期。大学受験に失敗し浪人したヒロインは、予備校の友人とともに不思議な電車に乗った。その電車とは……、時間鉄道。
時間鉄道に揺られ、過去や未来の駅に停車すると、その時々で過去や未来の人々に出会うことができた。
そのおかげか、憂鬱な気分でいたヒロインの気持ちも、少しずつ変わり始める。
予備校時代は、経歴に書くことのできない闇の歴史なのだそう……。
だからといって、切り捨てて、塗りつぶす必要はないと思うのだ。その時、その場所で出逢った人が、どこでどう未来へと繋がるのかは、貴方の選択次第なのだから……。
身につまされる読者さまもいるのではないかな……?
有意義な現実逃避先として読んでもおもしろい。貴方の選択肢がひとつ増える、素敵な可能性を提案してくれる物語だと、わたしは思うのだ……。
時間鉄道に揺られ、過去や未来の駅に停車すると、その時々で過去や未来の人々に出会うことができた。
そのおかげか、憂鬱な気分でいたヒロインの気持ちも、少しずつ変わり始める。
予備校時代は、経歴に書くことのできない闇の歴史なのだそう……。
だからといって、切り捨てて、塗りつぶす必要はないと思うのだ。その時、その場所で出逢った人が、どこでどう未来へと繋がるのかは、貴方の選択次第なのだから……。
身につまされる読者さまもいるのではないかな……?
有意義な現実逃避先として読んでもおもしろい。貴方の選択肢がひとつ増える、素敵な可能性を提案してくれる物語だと、わたしは思うのだ……。
女流作家のアンソロジー本の中の一編のように、口当たりがよく読みやすい小説です。
ご本人は鬱展開ありかも? と警告を出されているようですが、さてどうでしょうか。印象としては、未来を思い描くには材料が足りない年頃で立場(19歳予備校生)の女の子二人の、「今と未来」であり、そこには漠然とした不安はあるものの決して暗さや辛さが前面に出て来る内容ではありません。
「時間鉄道」この言葉から多くの人が連想するように、銀河鉄道の系譜に連なる物語のような仄かな不思議さが全編に漂っています。この電車、途中下車して大丈夫……? と読者さんが気になる部分もきちんと回収されています(笑
今まさにその年頃の方、もしくはふっとその頃のことを思い出しても良い方。勉強の合間に、或いは長編を読み終えた後少し時間があれば寝る前に。もしくは通勤通学の際の電車内で。一読してみてはいかがでしょうか。
ご本人は鬱展開ありかも? と警告を出されているようですが、さてどうでしょうか。印象としては、未来を思い描くには材料が足りない年頃で立場(19歳予備校生)の女の子二人の、「今と未来」であり、そこには漠然とした不安はあるものの決して暗さや辛さが前面に出て来る内容ではありません。
「時間鉄道」この言葉から多くの人が連想するように、銀河鉄道の系譜に連なる物語のような仄かな不思議さが全編に漂っています。この電車、途中下車して大丈夫……? と読者さんが気になる部分もきちんと回収されています(笑
今まさにその年頃の方、もしくはふっとその頃のことを思い出しても良い方。勉強の合間に、或いは長編を読み終えた後少し時間があれば寝る前に。もしくは通勤通学の際の電車内で。一読してみてはいかがでしょうか。
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