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静かな復讐心が王道を歩くダークファンタジー

  • 投稿者: Bird   [2019年 10月 18日 22時 03分]
主人公の仁は友達とともに勇者パーティとして異世界に転生する。
そしてパーティの仲間から裏切りに遭い、森から目覚めたところから物語は始まる。

実は有能だった主人公が活躍して仲間を見返すざまあ系ではない。
主人公の復讐心は静かに燃えている。
裏切った仲間は後悔した日々を送っている。

また戦闘シーンは読みやすく、映像で浮かびそうなのに、冷たさを感じさせる。
この裏切りによって生まれた冷たさは、ヒロインに対しても一線を引く態度にもよく表れている。

そして主人公の二つ名が「クラウン(道化)」というのも皮肉が効いている。
ワクワクさせる魔法や異種族が出る世界なのに、ダークさが色濃く出ている。


ーーなら、俺がぶっ壊してやるよ。ここで俺が死ぬという運命を


静かな復讐心の先に何が待っているのか。
主人公は運命を司る神に逆らうことができるのか。

冷たく黒い炎が頭の中で揺らめくような作品だ。

神に復讐する事を誓った少年の、現実感溢れるダークファンタジー作品です。

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 09月 01日 11時 26分 ()]
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 ここは、剣と魔法の異世界「ジョアー」。

 少年は目が覚めると、死者の森と言われるアルディリアにいました。

 この森では、凶悪で凶暴な魔物が日々、弱肉強食の争いを繰り広げていました。

 少年の断片的に思い出した記憶。
クラスメイトから攻め立てられ、教皇からは騙され、愉悦のために全てを奪った神。

 少年は、神を含めて、その全てに復讐する事を決意します。

 そして少年は、チートの様な多種多様なスキルを手に入れていくのでした。

 同じ目的を持つ、魔族の少女、リリスと出会います。二人は、目的を果たすために同盟を組みます。

 キャラの心理描写やセリフから、キャラの個性が充分に発揮されています。
そのセリフからは、生々しささえ感じます。

 リアルで激しい戦闘シーンで主人公が無双するのも、圧倒的な強さを持つ主人公に爽快さを感じます。

 「どうぞ皆様も、ご覧になって下さいませ。」
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