イチオシレビュー一覧
▽レビューを書くよく練られた設定と、その中で動く多くの人物たち。彼らの織りなす物語は重厚で、かなり読み応えがあった。
ひとつの事件と、それに気の迷いから参加してしまった男の行動で、多くの人々の思惑が交錯する腹の探り合いが起こる。
魔法もSF的な兵器も、両方がファンタジー世界で違和感なく同居している設定が見事だけど、それを舞台装置として登場人物が考えを巡らせて動いていく物語に引き込まれた。登場人物のほとんどが、腹に一物ある食えない人物だ。それが己の利や、死者への義理などのそれぞれの理由で動き、騙し合い、利用し合い、衝突する。この誰も信じられない緊迫したやり取りの見せ方が上手い。
アクションも十分に書かれた作品でありつつ、話のメインにこの手の政治劇を持ってきて、しかもそれが面白いというのが、凄まじいと思えた。
細かく設定された世界観も見事で、実に上質なファンタジーだ。
ひとつの事件と、それに気の迷いから参加してしまった男の行動で、多くの人々の思惑が交錯する腹の探り合いが起こる。
魔法もSF的な兵器も、両方がファンタジー世界で違和感なく同居している設定が見事だけど、それを舞台装置として登場人物が考えを巡らせて動いていく物語に引き込まれた。登場人物のほとんどが、腹に一物ある食えない人物だ。それが己の利や、死者への義理などのそれぞれの理由で動き、騙し合い、利用し合い、衝突する。この誰も信じられない緊迫したやり取りの見せ方が上手い。
アクションも十分に書かれた作品でありつつ、話のメインにこの手の政治劇を持ってきて、しかもそれが面白いというのが、凄まじいと思えた。
細かく設定された世界観も見事で、実に上質なファンタジーだ。
如何に自分の世界を体現するかをとてもよく考えて書かれた作品だと思います。
男の子の心をくすぐる描写が特に魅力的です。
ダークファンタジーのようなほろ苦さを味わいたい方にもオススメです。
この設定どうなんだろという誰もが疑問を抱く内容を提起して読者に考えさせるものの、ちゃんと答えを示してくれる丁寧で親切な作風です。
メリハリがあって楽しかったです。
ちなみに私のお気に入りの登場人物はサネスちゃん一等兵です。
男の子の心をくすぐる描写が特に魅力的です。
ダークファンタジーのようなほろ苦さを味わいたい方にもオススメです。
この設定どうなんだろという誰もが疑問を抱く内容を提起して読者に考えさせるものの、ちゃんと答えを示してくれる丁寧で親切な作風です。
メリハリがあって楽しかったです。
ちなみに私のお気に入りの登場人物はサネスちゃん一等兵です。
緻密に作り込まれた設定に、壮大な世界観。
上下巻の上ですが、単体で一区切り完結している感はありました。長そう、と敬遠する必要はないものでした。
一つの国の歴史、一人の男の物語がそこにある。
主にはロブ・ハーストを中心とした物語だが、各登場人物も一人ひとり裏を流れるストーリーを感じさせる。
後半の各々の思惑が交錯し展開するストーリーは圧巻です。
読み進めれば進めるほど世界観に没入できる。
ツイッターで下ネタばかり呟いている作者から出てきたとは思えないようなな出来栄えです。
登場人物が多いので、スロースーター感(人物世界観に親しみが出るまで時間がかかる)は否めないが、人物表片手に読み進めれば大丈夫。
もっとも吾輩は賢いのでそんなものは必要ない。
個人的にはラノベの体をなさない方が作風に合っているのではないかと思いました。
上下巻の上ですが、単体で一区切り完結している感はありました。長そう、と敬遠する必要はないものでした。
一つの国の歴史、一人の男の物語がそこにある。
主にはロブ・ハーストを中心とした物語だが、各登場人物も一人ひとり裏を流れるストーリーを感じさせる。
後半の各々の思惑が交錯し展開するストーリーは圧巻です。
読み進めれば進めるほど世界観に没入できる。
ツイッターで下ネタばかり呟いている作者から出てきたとは思えないようなな出来栄えです。
登場人物が多いので、スロースーター感(人物世界観に親しみが出るまで時間がかかる)は否めないが、人物表片手に読み進めれば大丈夫。
もっとも吾輩は賢いのでそんなものは必要ない。
個人的にはラノベの体をなさない方が作風に合っているのではないかと思いました。
読了した。読みごたえがあり、すごく面白かった。
戦いの中で心に深い傷を負った帝国最強の「兵士」ロブ・ハーストが「帝国の秘密」の奪取のために現れた少女に協力するため軍を脱走ししたことから物語は動き始める。皇帝派、反皇帝派、中立勢力、敵対国。錯綜する計略と思惑、そして登場人物たちの思い。物語の中にドラマがあり生きた世界があった。
いちおう「-リオン編-」の前編ということだが、物語の中で生まれた多くの謎は、徐々に解き明かされ収まるところに収まっていく。西洋ファンタジーの趣があるが決してバタ臭くない。
読めば大人向け本格ファンタジーの意味が分かります。
なお、リオン編というものの主人公リオンは最終話のしっぽにちょっとだけ出てきただけだった。
戦いの中で心に深い傷を負った帝国最強の「兵士」ロブ・ハーストが「帝国の秘密」の奪取のために現れた少女に協力するため軍を脱走ししたことから物語は動き始める。皇帝派、反皇帝派、中立勢力、敵対国。錯綜する計略と思惑、そして登場人物たちの思い。物語の中にドラマがあり生きた世界があった。
いちおう「-リオン編-」の前編ということだが、物語の中で生まれた多くの謎は、徐々に解き明かされ収まるところに収まっていく。西洋ファンタジーの趣があるが決してバタ臭くない。
読めば大人向け本格ファンタジーの意味が分かります。
なお、リオン編というものの主人公リオンは最終話のしっぽにちょっとだけ出てきただけだった。
読みやすいように区切られた文のリズムが良く、『家で読む』か『合間に読む』かで悩まず気軽に読める。
物語が進み、収束、また別の舞台に変わり着地するのが心地いい。「今日はここまで」と区切りやすく、継続して読むのに向いている。世界設定がしっかりと考えられているのがわかり楽しい。キャラや歴史背景が作中に出てこなくても練りこまれています。(感想書くと教えてくれることもある)
・演出や表現に無駄がなく、純粋に安心して読める。
・機械(装甲、義肢など)と人の戦闘
・会話パートで繰り広げられる駆け引き
・キャラクターに魅力を感じ、好きだなと思える
・作者が普段、ツイッターで呟く内容とは裏腹に中身は真面目
・会話は意外と軽い部分も多く読みやすい
読みなれている人からしたら上下と次作だけでは短く感じるかもしれませんね。この小説世界に浸ってみては如何ですか?(*'ω'*)
物語が進み、収束、また別の舞台に変わり着地するのが心地いい。「今日はここまで」と区切りやすく、継続して読むのに向いている。世界設定がしっかりと考えられているのがわかり楽しい。キャラや歴史背景が作中に出てこなくても練りこまれています。(感想書くと教えてくれることもある)
・演出や表現に無駄がなく、純粋に安心して読める。
・機械(装甲、義肢など)と人の戦闘
・会話パートで繰り広げられる駆け引き
・キャラクターに魅力を感じ、好きだなと思える
・作者が普段、ツイッターで呟く内容とは裏腹に中身は真面目
・会話は意外と軽い部分も多く読みやすい
読みなれている人からしたら上下と次作だけでは短く感じるかもしれませんね。この小説世界に浸ってみては如何ですか?(*'ω'*)
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