イチオシレビュー一覧

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あの夏祭りに行ってみたいな……。

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 10月 09日 16時 03分]
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主人公は重い病に冒されている。
もはや、首をやっと動かせる程度にまで病は進行している。
そんな主人公に夏祭りの喧噪が聞こえてくる。
「あの夏祭りに行ってみたいな」
それが主人公の願いだった。
だが、そのような病状で祭りに行くことはできず毎年悲しんでいた。
ある夜、主人公の前に魔法少女と名乗るお姉さんが現れる。
彼女はお母さんに頼まれて主人公を夏祭りに連れて行ってくれるというのだ。
そして、主人公は夏祭りを楽しむことができるのだが……。
結末は是非ご覧いただきたい。

死を悲しむのは人だけにあらず…(※ネタバレ注意)

  • 投稿者: 琥珀   [2019年 07月 22日 11時 25分]
舞台は病院
微かに聞こえる祭りの音が女の子の季節を感じさせる風物詩

何年も何年も、女の子は祭りの音を聞いては、出掛けたいと訴える

健気で、それでいて純粋で、唯一の願いは届かず、少女は母親が見守る中、まるでいつものように「おやすみなさい」と眠りにつく…

少女が目を覚ますと、目の前には一人の女性。女性は願っていた少女の夢を叶える。お祭りを楽しみたいという、たった一つの願いを

少女は束の間の祭りを楽しむ。これが最後であるという事実を知らずに…

そして少女は再び眠りにつく。深く傷つき悲しむ、死神の女性のゆりかごのなかで…


死という概念すら知らない純粋な少女が、二度の死を迎えるなかで、深い愛を感じさせられた作品でした

同時に「生」についても感じさせられる内容です

難しく複雑な内容はありません。レビューだけではお伝えできない切なさや愛情も沢山あります

どうぞ、一度本文をご覧ください

あなたも“不思議なお姉ちゃん”のプレゼントに涙する

  • 投稿者: ぼるてん   [2019年 07月 05日 17時 48分]
しょうがないの。病院から出られないから。
にゅういん期間の長いわたしは
がやがやと賑わいを見せるお祭りを
みを乗り出して眺めることしか出来ない。

のりだすことも、今年は無理かも。

いつも我儘を言ってお母さんを困らせるちゃう
きを遣って、病院を変えようか?
なんて言ってくれたけど、わたしはこの音が好きなの。

はやく元気にならないと!
かさかさな手のお母さんを
らくにさせてあげたいの。
いつも、そう思うと、眠くなるの……
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