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雷光の如く煌めいて

  • 投稿者: 宵凪海理   [2021年 03月 14日 12時 05分]
王国一の才女と謳われた第一王女のレティシア。
継承権を持つのが彼女と、十二歳年下の妹だけであり……
国王と妹の母である後妻は、第二王女に王位を継がせるべくレティシアにあらぬ罪を着せて処刑を決める。

しかし、彼女が処刑される事となったソイスの丘は、今は忘れられた神様の聖地で。
嵐が迫る中処刑された彼女は、災禍を鎮めるための人柱と誤解され、神に招かれ使徒となる。
使徒になったところでなにか使命があるわけでもなく、自由にすれば良いというあたり神様の価値感のズレを感じますねぇ。
経緯を把握していなかったからこそ、使徒になれたわけですし、一概に悪いとも言えませんが。

しばらくは神様の領域で過ごしていましたが、自らの死によって故郷に騒動が起きる気配を感知して人の世に下りて。
未来を見据えて啖呵を切れるレティシアは、かなり格好良い女性でしたね。
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