イチオシレビュー一覧

全てを兼ね備えた大和撫子なお嬢様である髙野宮撫子とそんな高嶺の花を幼い頃惚れさせてしまった少年、日野貴弘が送る恋愛駆け引き物語。

恋愛は惚れた方が負け、でも幸せなら負けてもいいじゃない。


幼い頃に主人公に惚れてしまったお嬢様に長い時間をかけていつの間にか落とされる話！
主人公はヒロインに対して自分の気持ちを自覚しないまま相手を高嶺の花なんだよなあと思っているけど、ヒロインはそんなこと関係なくぐいぐい行くという！
清楚だけどガンガン攻めてくるお嬢様ヒロインがめちゃくちゃ良い！！

この作品の良さは惚れた弱みというのがちょくちょく出てくるのですが、ヒロインがそれを自覚しつつも幸せに感じているのがわかるのが凄い素敵だなあとなるところなんですよね！
ヒロインの好きって気持ちと幸せって感じがダイレクトに伝わってくるところが本当良いです！

「俺には大切な幼馴染がいる。でも彼女はまさに高嶺の花なんだ…」なんていうよくありそうなセリフで勝手に幼馴染と距離をあけようとする主人公、でもとうの幼馴染は決してそれを許さないようで！？
「貴弘さんが道端の野花を摘まれる前に、撫子の花を摘ませに行きます。お覚悟あそばせ。」

長年一途に主人公を想ってきた清楚で美しいお嬢様の幼馴染がヘタレ主人公を攻め落とすため誘惑しっぱなし！人前だろうと主人公しか目に入らない幼馴染には関係ない！？時に可憐に、時に色っぽく、そしてとびきり情熱的に…、

お嬢様然とした口調から放たれる（少しSっ気をはらんだ）誘惑のセリフは破壊力抜群！清楚で可憐で積極的で色っぽいという最高に魅力的なヒロインがとても上手く書かれてる作品です。終始幼馴染にエロ可愛く迫られてタジタジの主人公の様子に非リアもリア充も血涙間違えなし！その覚悟がある者だけ読むべし。