イチオシレビュー一覧

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少女の成長を描いた感動作です。

紫の雷に打たれる、それは偶然か必然か。
作中で直接語られることはないけれど、最後まで読めば自ずと分かります。

舞台はとある港町、一人の少女、桐香の成長を描いた物語。
裕福な家庭に育った桐香だけれど、その生き方や学生ならではの苦悩は誰しもが共通する部分があり、とても共感出来るものがありました。
そして、桐香に襲いかかる試練は、少女に苦悩と孤独を与えるも、成長させていった。
桐香の成長も去ることながら、この物語に出てくる他の登場人物の存在も光っています。
最後のシーンの理沙の言葉と、それをしっかり受け止めて返す桐香のシーンは、涙が溢れるもじんわりと心温まるものでした。
これはぜひ読んで欲しい作品です。
心震える感動作です。
そしてこの先もし私が紫の雷に打たれるような試練があっても、諦めずに走ろうと思いました。

丁寧な描写が生みだす、圧巻の一作。

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 09月 23日 22時 53分]
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何気ない日常を描いた一作となっていますが、
その作り込みの細かさにはビックリ!

まるで目の前にその光景が浮かんでくるかのような
情景描写が散りばめられ、作品を彩っています。

そして、このストーリーや登場人物一人ひとりも
またこの作品全体を引き立てるのです。

全てが全てを引き立てあった時、
そこにはこの「一作」が生まれます。

「何気ない風景」
「まさに青春」
「どことなく懐かしい」
「こんな日々を過ごしてみたかった」

一話一話に感想をつけるとキリがないほど。

この作品にきっと「あなた」は心を動かされる!
さぁ、「あなたもこの物語の世界へ。」
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