イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く人外転生モノを読んだ時私は人化する瞬間読むのをやめます。
というのも別にそれなら最初から人間でいいからです。
言葉を発することができず、人間から差別される。
そういう人外転生の良さを生かして書き上げられた作品です。
言葉が通じないその中でも絆と親子のような愛を描かれており、皆さんの胸にグッとくる作品です。
少なくとも、私が今まで見てきた人外転生の小説では群を抜いて1番面白いです。
というのも別にそれなら最初から人間でいいからです。
言葉を発することができず、人間から差別される。
そういう人外転生の良さを生かして書き上げられた作品です。
言葉が通じないその中でも絆と親子のような愛を描かれており、皆さんの胸にグッとくる作品です。
少なくとも、私が今まで見てきた人外転生の小説では群を抜いて1番面白いです。
不撓不屈の精神で生きることを諦めなかった男が、最後に得た『愛』の物語。
- 投稿者: mochi*(読み専) [2020年 12月 31日 22時 08分 (改)]
感情の起伏に乏しく、体は不安定で、動きは鈍重。
自ら狩りをできる強さはない。
だが、死への恐怖から『生きたい』という激情を持った魔物は、地道に少しずつ力をつけていく。
そうして人間すらも相手にできるようになったころ、一人の少女に出逢った。
人間に奴隷として扱われる『清廊族』の少女。
魔物を『母さん』と呼び慕い、魔物もまた少女へと愛情をそそいでいく。
これは種族の垣根を超えた、愛情の物語。
終始一貫して『ゲル状生物』のまま、人の姿にはなりませんし、発声もしません。
弱肉強食の世界観も、その場にいるようなジメッとした空気感も、もちろん登場人物も、みんな魅力的でした
ゲル状の特性を活かして苦境に負けず、試行錯誤して生きる姿には応援する気持ちが強くなります。
魔物が少しずつ少女に愛情を覚えて、甲斐甲斐しく世話をする姿は愛おしくて和みました。
※続編もあります。
自ら狩りをできる強さはない。
だが、死への恐怖から『生きたい』という激情を持った魔物は、地道に少しずつ力をつけていく。
そうして人間すらも相手にできるようになったころ、一人の少女に出逢った。
人間に奴隷として扱われる『清廊族』の少女。
魔物を『母さん』と呼び慕い、魔物もまた少女へと愛情をそそいでいく。
これは種族の垣根を超えた、愛情の物語。
終始一貫して『ゲル状生物』のまま、人の姿にはなりませんし、発声もしません。
弱肉強食の世界観も、その場にいるようなジメッとした空気感も、もちろん登場人物も、みんな魅力的でした
ゲル状の特性を活かして苦境に負けず、試行錯誤して生きる姿には応援する気持ちが強くなります。
魔物が少しずつ少女に愛情を覚えて、甲斐甲斐しく世話をする姿は愛おしくて和みました。
※続編もあります。
骨太なモンスター転生物です。
安易に人化することなく、万能すぎてもう人間じゃなくてもべつにいいのでは? と思うようなチートもありません。
主人公は言葉を発することも出来ず、意志表示すら困難なゲル状生物。うぞうぞと這い進むしか移動手段もなく、進路上の有機物を根こそぎ捕食する危険極まりない魔物です。
人との交流など絶望的な状況で、しかし主人公は一人の少女と心を通わせます。
流麗な文体で綴られたこの物語には、読み手の情動を呼び起こす熱量が存在します。
決して相容れない種族の壁に阻まれた両者の想いはとても切なく、悲しいです。
もし人の感情を揺り動かす創作物を芸術と定義するのであれば、この作品は間違いなく、それそのものではないでしょうか。
量産されたテンプレ物には食傷気味だ、という方は是非ご一読を。
この小説は確実に面白いです
安易に人化することなく、万能すぎてもう人間じゃなくてもべつにいいのでは? と思うようなチートもありません。
主人公は言葉を発することも出来ず、意志表示すら困難なゲル状生物。うぞうぞと這い進むしか移動手段もなく、進路上の有機物を根こそぎ捕食する危険極まりない魔物です。
人との交流など絶望的な状況で、しかし主人公は一人の少女と心を通わせます。
流麗な文体で綴られたこの物語には、読み手の情動を呼び起こす熱量が存在します。
決して相容れない種族の壁に阻まれた両者の想いはとても切なく、悲しいです。
もし人の感情を揺り動かす創作物を芸術と定義するのであれば、この作品は間違いなく、それそのものではないでしょうか。
量産されたテンプレ物には食傷気味だ、という方は是非ご一読を。
この小説は確実に面白いです
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