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パティシエールの物語、ヨダレが止まらない

こちらの作品は飯テロ……いえ菓子テロです!
これを読んだら絶対にタルトとかパイが食べたくなります。空腹時に読むのはお勧めします!

登場人物の名前もお菓子、果ては描写にもお菓子にちなんだ表現が散りばめられている。全てが美味しそう。
これは最早食べさせに来ている勢いですね。

読んでるとこう思います。作中に登場するお菓子が食べたい、食べたい、と。
でも大丈夫です。
本作は製菓の行程も材料も分量も全部書かれてます。後は言わずとも分かりますね?

キッチンへ移動して本作を開こう。
そして、あなたも夢のパティシエールの世界へ!

異世界×パティシエールの新感覚ストーリー

  • 投稿者: 茶ひよ   [2020年 07月 16日 17時 49分]
製菓学校に通ったり、趣味で菓子作りをやったことがある人は、この作品は共感できる所がたくさんあると思います。

お話は主人公の花ノ木 詩杏が卒業制作に苦戦するところから。母親との思い出の味である「メレンゲクッキー」を作ろうとしますが、失敗の連続。時間もなくなり、作るのを断念します。

作品のヒントを得ようと製菓材料店が並ぶ通りへと足を運んだ詩杏は、見慣れない店を発見。しかも、詩杏が再現できなかった、メレンゲクッキーの匂いもします。

お店の中に入ると様々なお菓子が並ぶ中に、メレンゲクッキーがありました。店員に声をかけようとした、そのとき。

「やっと見つけた!」

初対面の相手にそう言われた詩杏は「人違いだ」と説明をしますが、女性は聞きません。詩杏のそっくりさん?の故郷《ベェク》に行くことに。

抵抗もできず、異世界に来た詩杏。そこはパティシエが貴族に選ばれるために腕を磨く特殊な世界で……
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