イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く完璧に抗う不揃いな彼カノジョらの物語
- 投稿者: 理想と書いて星と詠む [2022年 08月 12日 12時 04分]
新伝記ジュブナイル(ラブコメ)シリーズ第2弾
完璧じゃなく、不揃いだからこそ紡がれる人間達のお話
あらすじからでも分かりますが完璧なモノに主人公は抗ってます
でも読み進めると抗ってたのは主人公だけではないと感じてる筈
誰が抗っていたのか、それを是非読んで欲しい
最初は主人公が痛々しく感じるかもしれませんが読み進めていくと違和感無くなると思いますので安心して読んで下さい
むしろ終盤は主人公の心の揺れ動きとシンクロ出来ると思います
何もかもを白く塗り変える真白に塗り潰されないよう黒く黒くあろうとした彼
周りの白は黒を憎んだ、同じになれと主張した
黒は白も真白も憎んだ、同じにはならないと主張した
けど真白から黒はどう映っていたんだろうか
完璧じゃなく、不揃いだからこそ紡がれる人間達のお話
あらすじからでも分かりますが完璧なモノに主人公は抗ってます
でも読み進めると抗ってたのは主人公だけではないと感じてる筈
誰が抗っていたのか、それを是非読んで欲しい
最初は主人公が痛々しく感じるかもしれませんが読み進めていくと違和感無くなると思いますので安心して読んで下さい
むしろ終盤は主人公の心の揺れ動きとシンクロ出来ると思います
何もかもを白く塗り変える真白に塗り潰されないよう黒く黒くあろうとした彼
周りの白は黒を憎んだ、同じになれと主張した
黒は白も真白も憎んだ、同じにはならないと主張した
けど真白から黒はどう映っていたんだろうか
気持ちいいくらいに捻じ曲がってる
- 投稿者: 鉄壁、青茶、迷子かも [2022年 04月 07日 21時 23分]
「メアリ故」。一人の少女を中心にして、世界が毒々しく変容していくグラデーションが味わえる。きっと癖になる。
グラデーションをそのまま写すように、現実は主人公創太の心を蝕んでいく。
人気者を嫌う人間になら何をしてもいいの?
それは人間がやっていいこと?
こんなことは幾度となく考えることになるだろうし、開いた口が塞がらないようなこともきっとある。
その一方で、創太が足を踏み入れるはオカルトの世界。現実の対義語みたいな存在に出会ったりしつつも、寧ろそこにこそ日常は得られるようで。
信仰を失った神様、とある名家のお嬢様、誰もが知ってるあの怪異…と、ヒロインが明らかに普通じゃない。
創太は、そんな非現実と心を通わせ、どこかおかしな現実を目の当たりにしながらも、得られた日常に誓って意地を張り、何でもアリな「メアリー・スー」に相対する。
現実と非現実が交錯するこの謎の追跡が、面白くないわけがない!!
グラデーションをそのまま写すように、現実は主人公創太の心を蝕んでいく。
人気者を嫌う人間になら何をしてもいいの?
それは人間がやっていいこと?
こんなことは幾度となく考えることになるだろうし、開いた口が塞がらないようなこともきっとある。
その一方で、創太が足を踏み入れるはオカルトの世界。現実の対義語みたいな存在に出会ったりしつつも、寧ろそこにこそ日常は得られるようで。
信仰を失った神様、とある名家のお嬢様、誰もが知ってるあの怪異…と、ヒロインが明らかに普通じゃない。
創太は、そんな非現実と心を通わせ、どこかおかしな現実を目の当たりにしながらも、得られた日常に誓って意地を張り、何でもアリな「メアリー・スー」に相対する。
現実と非現実が交錯するこの謎の追跡が、面白くないわけがない!!
ヒロインのメアリは完璧超人。誰よりも勉強ができ、誰よりもスポーツができ、そして誰からも好かれています。ですが、主人公だけは唯一メアリを嫌っています。
私は始め、主人公のメアリへの悪感情が嫉妬や劣等感から来るものだと思っていました。
でも違いました。
ある事件で死者が出たのを境に、メアリの異常性が読者に叩きつけられました。その精神性だけでなく異能力と共に。
私にはメアリが怪物としか思えなくなりました。主人公はそんなメアリに立ち向かっていきます。
そこからは怒涛の展開です。深まる謎、張り巡らされる伏線、そして少しずつ明らかになっていくメアリの正体。
そして読み終わったとき、この物語が恋愛ものであると心の底から納得しました。
なろうらしくない傑作が読みたい方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
私は始め、主人公のメアリへの悪感情が嫉妬や劣等感から来るものだと思っていました。
でも違いました。
ある事件で死者が出たのを境に、メアリの異常性が読者に叩きつけられました。その精神性だけでなく異能力と共に。
私にはメアリが怪物としか思えなくなりました。主人公はそんなメアリに立ち向かっていきます。
そこからは怒涛の展開です。深まる謎、張り巡らされる伏線、そして少しずつ明らかになっていくメアリの正体。
そして読み終わったとき、この物語が恋愛ものであると心の底から納得しました。
なろうらしくない傑作が読みたい方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
異常なまでに誰からも好かれ失敗を知らぬ完璧少女、周防メアリ
そんなメアリを唯一嫌うがため誰からも嫌われた少年、檜木創太
これはそんな中でも決して屈しない創太が、もはや全能とすらいえるメアリに抗っていく物語
この作品の魅力は恋愛というジャンルに留まりません
数少ないながらも創太を支えてくれる人達(時々人外)との触れ合い
周防メアリとそれを取り巻く異常さによる不気味さ、緊張感
決してメアリになびかず、己の意地を貫く創太(所により煩悩)のカッコよさ
そして「周防メアリ」という存在の謎に少しずつ迫っていくストーリー
メアリの引き起こす数々の事件の中で創太は時に傷つき、時に失いながらも決して折れず、メアリに立ち向かうことをやめません
「周防メアリ」とは一体何なのか、その答えを知ったとき創太は彼女にどう立ち向かっていくのか
少しでもビビッときた方は是非、最後まで読み進めてみて下さい!
そんなメアリを唯一嫌うがため誰からも嫌われた少年、檜木創太
これはそんな中でも決して屈しない創太が、もはや全能とすらいえるメアリに抗っていく物語
この作品の魅力は恋愛というジャンルに留まりません
数少ないながらも創太を支えてくれる人達(時々人外)との触れ合い
周防メアリとそれを取り巻く異常さによる不気味さ、緊張感
決してメアリになびかず、己の意地を貫く創太(所により煩悩)のカッコよさ
そして「周防メアリ」という存在の謎に少しずつ迫っていくストーリー
メアリの引き起こす数々の事件の中で創太は時に傷つき、時に失いながらも決して折れず、メアリに立ち向かうことをやめません
「周防メアリ」とは一体何なのか、その答えを知ったとき創太は彼女にどう立ち向かっていくのか
少しでもビビッときた方は是非、最後まで読み進めてみて下さい!
神に愛された完璧美少女に全てを奪われた少年が、それでも彼女に争い続けるサイコホラー(ギャグ寄り)という名作!
この物語のヒロインにして最大の敵はメアリという完璧美少女。名前の通りメアリー・スーな彼女は、最初から全開であの手この手で、主人公を追い詰めて行きます。
そんな主人公の少年は、人ならざる者を見る力を持っており、それによって得られた大切な人たちと共に、決して挫けず"完璧"に抗っていこうとする。
正直このメアリという少女は本気で異常です、読み進めて行けばリアルで顔がひきつるレベルの異常者です。でも、ヒロインなんです、確実に。作品内に散りばめられた伏線や謎を次々と迫りながらメアリの正体を追っていく感じ、読んでいてハラハラが止まりません。しかもかなりラブコメ調(メアリじゃないヒロインとの)があるので読んでいて心も休まります。整合性が取れており、非常に安心感があります。しかし絶望的な展開からのラストには圧巻です!
面白すぎるので是非一度読んでみて欲しいです!!!
神に愛された少女、メアリ。
彼女の成すことは全て肯定され、全ての人間に愛される。
ただ一人を除いて。
化け物じみた少女が崇められる異常な世界で異常になれなかった少年は神を名乗る少女と出会う。
「人の子を見るのはいつぶりか……何故、ここに来た?」
これは人ならざるものを視る力を持った少年が異常な世界に抗う物語である。
現実恋愛のジャンルのはずなのに恐ろしいほどのダークさのある作品でした 笑
この作品におけるメアリという少女の異常さは尋常じゃないです。
最初は完璧少女に劣等感を感じる少年の物語かなあと思いきや、読めば読むほどメアリの異常性が際立ちますし、この化け物の正体はなんなのだろうと物語に惹き込まれてしまいます。
また、感想欄ではメアリの正体などについての考察が沢山あって読んでいて楽しいですし、自分で考えたりしても楽しめると思います!
面白いので是非一度読んでみてください!
彼女の成すことは全て肯定され、全ての人間に愛される。
ただ一人を除いて。
化け物じみた少女が崇められる異常な世界で異常になれなかった少年は神を名乗る少女と出会う。
「人の子を見るのはいつぶりか……何故、ここに来た?」
これは人ならざるものを視る力を持った少年が異常な世界に抗う物語である。
現実恋愛のジャンルのはずなのに恐ろしいほどのダークさのある作品でした 笑
この作品におけるメアリという少女の異常さは尋常じゃないです。
最初は完璧少女に劣等感を感じる少年の物語かなあと思いきや、読めば読むほどメアリの異常性が際立ちますし、この化け物の正体はなんなのだろうと物語に惹き込まれてしまいます。
また、感想欄ではメアリの正体などについての考察が沢山あって読んでいて楽しいですし、自分で考えたりしても楽しめると思います!
面白いので是非一度読んでみてください!
この世には、神様に愛された人間が居る。
この言葉から始まる「メアリー・スーには屈しない」は
その神に愛された人を嫌うものが主人公である。
この主人公は、ひたすらに人々から嫌われる。
親を始め、妹、先生、などなど。
メアリを知る彼以外の人ほぼ全てから。
メアリを知る彼以外の人は等しくメアリ信者と言える。
そんなメアリ信者の中で一人孤独に生活する主人公。
この友達がいない主人公が
「絶対的に正しいもの」の象徴であるメアリなどとと織りなす異色のシリアスなコメディーです。
この言葉から始まる「メアリー・スーには屈しない」は
その神に愛された人を嫌うものが主人公である。
この主人公は、ひたすらに人々から嫌われる。
親を始め、妹、先生、などなど。
メアリを知る彼以外の人ほぼ全てから。
メアリを知る彼以外の人は等しくメアリ信者と言える。
そんなメアリ信者の中で一人孤独に生活する主人公。
この友達がいない主人公が
「絶対的に正しいもの」の象徴であるメアリなどとと織りなす異色のシリアスなコメディーです。
メアリー・スーとは究極の善であり究極の和であり究極の信仰で究極の美である
では仮にその誰からも嫌われる事が無い完全な存在に敵対し嫌悪し立ち向かうとは如何なることか
それは学校や家族だけではない街もやがて世界をも敵に回すだろう
彼女を敵対し嫌悪する事などあり得ないと言う正しく狂ったセカイ
その時街に居た人は人間から怪物へ変転する
そんなおぞましく狂った正しいセカイで視える目だけを持つ唯一の人間は
絶対善にして絶対悪メアリー・スーに抵抗し続ける
本当に正しいのは果たしてどちらなのか
真実は如何なるものか、貴方はそれを知る資格はある
では仮にその誰からも嫌われる事が無い完全な存在に敵対し嫌悪し立ち向かうとは如何なることか
それは学校や家族だけではない街もやがて世界をも敵に回すだろう
彼女を敵対し嫌悪する事などあり得ないと言う正しく狂ったセカイ
その時街に居た人は人間から怪物へ変転する
そんなおぞましく狂った正しいセカイで視える目だけを持つ唯一の人間は
絶対善にして絶対悪メアリー・スーに抵抗し続ける
本当に正しいのは果たしてどちらなのか
真実は如何なるものか、貴方はそれを知る資格はある
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。