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人の中のみで不変なるもの

人は記憶の改変も行う。まるで嘘や欺瞞といった悪いことのように聞こえるが、あながちそうでもない。

記憶は感情と繋がっているから少なからず感情で彩られるものなのだ。それが積み重なって人を形成する。

それは美しいだけではない現実の上で、ときに薄氷のようなものになる。そぐわない形で蘇り、混乱を呼び覚ます時さえある。

それでも人にとってとても大切であるのに変わりはない。心のパーツなのだから。

書き出しておくのも素敵な習慣なのかもしれない。
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