イチオシレビュー一覧

園村圓said
>「あらゆることは血肉となるから、決して無駄なことはないんだ。だから、色々なことに挑戦できる時から挑戦をすればいい、できる時にしなかったらチャンスを失ってしまうんだから。それじゃあ遅いよね…他人の趣味を嘲笑う人達なんて相手にしなければいい。そういう人達は大切な時間を空費している訳だからね…だから、人目なんて気にせず、自分の興味を持ったことをやろうよ？ボクはそういう生き方の方がカッコいいと思うからさ」
クソ陛下said
>「俺はエルフだから女だからとかそんなつまらない理由で差別することはねぇよ。正々堂々とあらゆる手を尽くして戦って、その上で勝つ。相手を格下だと見縊るのも、弱いから見逃すってのも、それは相手に対する侮辱だろ？そんなクソつまんねえこと、俺にさせるんじゃねえよ」
→今作には沢山の名言が隠されており、作者のこだわりの一端が現れています。私も見習わなくては。

幾つものゲーム世界を参考に生み出されたシェアワールドのような統合世界ユーニファイドを舞台に繰り広げられる転生悪役令嬢の物語…… といっても中身は百合好き男子ですけど！

普通、この手の物語では序盤から何らかの不幸によって転生しますけど、プロローグ以降は小説一冊分近く転生前の死に至るまでの経緯が描かれているのは新鮮ですね。楽しく拝読させて頂きました。

その中で散りばめられた幾つもの独創的な展開や拘りの描写に書き手の情熱や嗜好が詰まっていると感じさせられた作品です。そこを貫きつつも読み手を惹き込み、面白みやワクワク感を持たせる事ができるのは羨ましい限りですね！！

本作は転生するまでに細かい設定が散りばめられているので、長いと思いながらも文章にこだわりがあるので、読みやすく進みます。

そしてクラス全体が転移。大掛かりな転移で異世界に転移するのです。

ここまではまあありふれた感じなのですが、そこから更に別の世界へ転生する。

他の方のレビューにもあるように、斬新です。
個人的な意見ですが「インセプション」「エンジェル・ウォーズ」などの映画にも通じる、作品の中で更に最深部に入っていくという感覚は、素晴らしいと思います。

主人公は異世界にクラス召喚された。
異世界で魔族と戦った。勇者としてクラスメイト達と戦った。

死因は迷宮の中で魔物達に負け主人公は死んでしまった。

主人公は異世界からさらに転生した先は、自分がデザインした乙女ゲーム『スターチス・レコード』の唯一の悪役令嬢ローザ＝ラピスラズリ。

世界は悪意に飲まれていた。

異世界で転移と転生を経験した、主人公は様々な悪意に負けず、平穏を勝ち取れるのか!?