イチオシレビュー一覧

乙女ゲーム物の、その後を描いた作品っていう事で興味を持って読んでみました。
まだまだ、序盤しか読んで無いのですが、登場人物はとてもわかりやすく、良い人が多いので、ストレス無く読めます。
主人公は王様の甥っ子で、近衛騎士として働いていたものの、王太子がパーティーの場で婚約者との婚約破棄を行おうとし事により、廃嫡されたため、王位継承権を繰り上げて王太子としての生活が始まるって感じのお話です。
急に立場が変わり、困惑しながらも奮闘している姿を想像できて楽しめたので、ちょっと変わった切り口からのお話だと思って読んでみてください。

近衛隊に所属していた、王弟の次男であるアルヴィス。
彼はある日国王に呼び出されて、自分の立場がガラッと変わる決定を告げられる。

お約束の婚約破棄イベントが起きたものの、上層部が冷静だったために、王太子は廃嫡。唆した側の令嬢も、修道院送りが決まったそうで。
テンプレが終わった後、事後処理に奮闘する話で、すこしひねってあるのが楽しかったですね。

婚約破棄された側のエリナも。立場だけ見て言い募られてきたアルヴィスも。
それぞれの事情から傷付いていましたけど、少しずつ相手を理解して想いを育んでいるのは良い感じです。