イチオシレビュー一覧

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Hello New World

古き文明が衰退し。
新しき文明が台頭する。

世界というモノには常にそんなサイクルが生じている。

そして新しき文明の中に、古き文明の生き残りやら何やらが紛れ込む……なかなか男のロマンを刺激する設定。

そして本作は、そんな設定の物語の序章であります。

敵機に撃墜され、大地に埋まって以降、魔力不足で眠っていた人ならざる者。

そして彼女は、遥か未来で“運命”と出会う。

さぁあなたも、このボーイ&ガールミーツワールドな世界を覗いてみませんか?

序章しか書かれていませんが(ォィ

不死鳥は二度羽ばたく。

  • 投稿者: 暮伊豆   [2019年 10月 30日 01時 19分]
ナチュール
マナ・バッテリー
コントレイル
Xanad
ドライブ of トリスメギストス
リ・ジェネレイト
ルシウス

さて、つらつらと単語を並べてみた。
もちろん意味はある。
しかし、そんなことはどうでもいいのだ。
大事なことは本作のテーマ『墓標』

覚醒なのに墓標とはこれいかに?
そう思うのも当然だろう。
しかし、墓標と覚醒には密接な関係がある。
つまり、死があるからこそ再生もあるわけだ。
灰の中から蘇る不死鳥のごとく、滅することで蘇る物語もある。
我が身を切る痛みを乗り越え、さらに強靭に羽ばたくのだ。

ここから始まる物語の本質はそこなのだ。
不屈の物語のプロローグを注視して欲しい。

非常に惜しいことに、続きが読めません。


この作品の前書きにて作者さんが述べている通り、これはプロローグのみの短編です。

ときどき長編作を書く前の市場調査のように短編作品を投稿される方もいらっしゃいますが、これは違います。
作者さんがこれ以上は「書かない」と明言していらして、かつその理由についても後書きにて明示されています。

内容は遠い未来にこの地球のどこかであるかもしれないできごと。
後書きを含めたとしても3000字強の、数分で読める作品です。
何かの合間にでもどうぞ読んでください。

後書きの「これは墓標。」が悲しくて。
せめてものはなむけにレビューを記します。
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