イチオシレビュー一覧

前世に巨大な聖女の力を持つも、自己犠牲を行い亡くなった聖女が、新たな人生得て聖女にならず、目立たず行きたいと思い物語が始まる。
よくある話のスタートであるので真新しさはないものの、背景が細かく描かれてるために読み応えはある。
例えば、登場する生き物や、精霊の生まれ、歴史、そういった事がきちんとあるために読んでいて楽しさを感じれる。
ただ、主人公が自虐思考が強すぎ、人から受ける傲慢さや攻撃という、理不尽ものに己で立ち向かうことなく、常に受け身で、アワアワしていて、それを周りが怒るような描写が多い。
周りの人間に認められるような行動はなく、己で嫌がらせを対処せず、甘やかすように周りの男に守られるのは、女子学生かみて苛立つだろうなと。
普通自分が大事にしてるものを傷付けられたら、怒りや憎しみという強い感情が生まれるのに、あまり主人公にはそういう感情の起伏が感じれないのが人間味がなく物足りない