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隣人は【残念】イケメントップアイドル✖️地味メガネツンデレ女子【メガネを外すと美人】シンデレラストーリー

  • 投稿者: May   [2024年 09月 01日 14時 41分 ()]
隣人がイケメントップアイドルだった?! 主人公は黒縁メガネの地味な女子【芸能人に興味なし】住子ちゃんが、名前にコンプレックスのあるアイドル山田林太郎の芝居の練習に付き合ううちに、お互いに惹かれあっていくという、王道ラブストーリーです。検索から辿り着きましたが、文章もストーリーも設定もしっかりしていて、自然と感情移入できて一気読みしてしまいました。結婚編とか、結婚に至るエピソードとか、住子ちゃんや林太郎くん実家エピソードとか、色々と番外編含めてぜひ機会があれば読ませていただきたいなと思いました。しっかりした小説がお好きな方に、個人的にはオススメです。素敵な作品を書いていただき、ありがとうございました!

え、ボロアパートの隣人が人気アイドル? いや、まとわりつかれて正直迷惑です。これっぽっちも興味なんてありませんので、これ以上私に関わらないでください。

落し物から始まる恋。なんとも素敵なシチュエーションですよね。学校で、職場で、駅で、お店で。恋の始まりはいたるところに転がっています。ところが、こんな出会いを喜ばない方もいるようで……。

この物語の主人公は、ボロアパートに住むOL。彼女は自宅の玄関先でとある落し物を見つけます。ところが落とし主らしき男性は、なぜか彼女のことを壁ドンした上で泥棒扱いしてきました。実は彼は今をときめく人気アイドルだったのです。

ほとんどテレビを見ない彼女に興味を持ったのか、隣人である彼は毎日主人公の家を訪れます。主人公は望まぬままアイドルの演技の練習に付き合う羽目に。

自分の名前にコンプレックスを抱えたアイドルと、人との縁が薄い主人公。チグハグなふたりは近づくうちに大事なことを思い出して……。

最後はもちろんハッピーエンド。もしかしたらあなたにも起こるかもしれない現実世界の恋物語。どうぞお楽しみください。

人気イケメンアイドル、山田林太郎(名前にコンプレックスあり)と、彼を知らないクールな女性、山田住子の間に恋は成立するのか⁉︎

 女の子に囲まれてキャアキャア言われ慣れているイケメン、リンこと山田林太郎。
 彼を知らない山田住子が、彼の免許証を拾ったことから、ふたりは隣人同士として知り合った。

「俺の顔、知らない?」
「わからなくてすみません」

 アイドルの顔に惹かれる様子のない住子に興味を持った林太郎。

「会いたくて、部屋の前を素通りできなかった」
「うさんくさい」

 距離を詰める彼に塩対応な住子。
 林太郎が子どもっぽい振る舞いをするたび、住子が言う。

「バカなの?」

 このセリフが、物語の進行とともに甘さを感じさせてくれるのです。
 はじめは本当に呆れたように。
 それが段々と仕方ないなあ、という風に。
 そして最後には…。

 彼の囁く睦言に彼女がどう返すのか。
 ぜひ、最後まで読んでにやにやしていただきたい!そして、ともに天を仰ぎましょう。尊い、と。

堅実に生きたい地味女子は自分の糖度に気づいていません……!

  • 投稿者: 有沢真尋   [2020年 05月 30日 11時 20分 ()]
 糖分がみっしり詰まった恋愛小説です。甘あああい!!
 読み始めるともう、「自分もそっち側に住みます」と言いたくなるくらいに心地よい物語世界が広がっています。

 ヒロインは基本的に、塩対応クール女子です。とは言っても、意地悪や皮肉屋ではなく、地に足がついた地味女子。誰に対してもあくまでごく普通に対応した結果、甘くない。
 一方のヒーローは子どもっぽいとはさんざん言われていますが、性格はまっすぐで、人の気持ちに鈍感過ぎない優しさがキッチリとあります(なお、コンプレックスは若干こじらせています)。

 偶然から出会った2人が惹かれて結ばれるまで。
 初めのぎこちない時期、好きを意識し始めた時期、想いが通じ合った頃の2人を、何回も読み返しては心ゆくまで眺めてにやにやしたくなる小説。何しろヒロインが「私、甘くないので」みたいな顔して随所でものすごい糖分を発揮しています。
 完結してます!
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