イチオシレビュー一覧

タピオカ。
それはヤポンにおいては明治時代からその存在を知られ、そしてかつて何度かブームを巻き起こした代物。

作中においてはまさかの戦争の火種になっちゃうようなおっそろしい薬物である。

そして主人公はそんな薬物のせいでブームを取って代わられ消滅の危機に陥った犯罪組織のボスとその部下である。

だがしかし。
彼らはある事をキッカケにまさかの大逆転を――！？

オチがこれまた最高なまさかな裏社会の物語を是非ともご高覧を。

この物語はいかにして史上最悪の中毒を持つ飲料が広まったかを示す重要な資料である。
現在は収まりを見せているが、昨年の夏にとある飲み物がブームになった事は記憶に新しいだろう。
実のところ、私もその飲み物が大好きである。（この文章はDEAに見つかる前に削除すること）
さて、そんな私も中毒になってしまった飲料の話であるがきっかけは些細なものだったのだ。
ブームの始まりと仕掛け人の知恵は恐ろしい。
次なるブームは地下で始まりつつあるかもしれない。

今なお、若者を中心に流行っているタピオカ。

黒くてぷにぷにして、実に凶悪。

タピ中になった者たちはゾンビのように原宿や渋谷を――

……そんな話ではありません！

でも、タピオカによって人生を狂わされた者、成功を手にした者のお話です。
出てくるワードのチョイスに、作者さんのセンスを感じます。軽妙なテンポなので、サラッと読めてクスッと笑えます。
息抜きにぜひ読んでみてください(^^)

史上空前のブームとも言えるタピオカ。
それは、このとある悪徳の街ミソッパから始まったことを皆さんはご存じだろうか。

老舗マフィアが仕掛けた、作られたブームであることは？
数々のブームを作り出したインフルエンサーのインスタIDをしっかり確認したことは？

これを読めば、皆さんの追いかける流行がいかに誰かに踊らされた結果であるか、よくわかるはずだ。

タピオカの次にくる何かも、きっと世界のどこかで利権が絡んでいるに違いない。

※そんな社会派ストーリーではありません