イチオシレビュー一覧

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美しい文章で悪役令嬢が魔王を足蹴にするギャップ

  • 投稿者: 黒猫虎   [2020年 11月 15日 11時 57分]
いわゆる普通の『悪役令嬢モノ』ではありません。
『悪役』たらんとする令嬢の物語です。

……そして、その令嬢に足蹴にされる魔王。

作品を読み始めた私は、穏和で憎めない魔王と、少々暴力的な令嬢のやり取りに、思わず微笑んでしまいました。

作者様の文章は非常に丁寧で読みやすく、美しいとまで感じてしまう程です。
その美麗な文章で、非力なハズの令嬢が、勇者以外に傷を付けられることないハズの魔王を蹴り上げたり踏みつけたりするのです。

次第に、令嬢に足蹴にされる魔王を求めるようになる私(笑)

そんな読みやすいコメディタッチで始まるこのお話。
でも、コメディとなめてもらっては困りますよ。
この後、

内政→戦略→仲間集め→世界の秘密→世界規模の大戦→……

と大忙しの物語が待っています。

約10万文字の一気読みに適した物語。
安心の完結済みです。
『世界の秘密』系が好きな方に特にオススメします。

ご令嬢は魔王を足蹴にするもの

  • 投稿者: あおば   [2020年 03月 27日 19時 59分]
一話で、というか冒頭で、というかタイトルで、魔王が令嬢に足蹴にされていますが、この物語はそういう物語です。
それだけで、ちょっと面白そうですよね。

えっ? 出オチかどうかが、心配?
大丈夫です。ご令嬢は魔王を足蹴にするだけでは飽き足らず、世界までをも足蹴――ではなく、手中に収めるつもりのようです。
その道中はまだまだ半ばですが、世界征服のわりには軽快な読み心地で、さくさくと楽しむことができます。

まだ文字数も少ないので、ちょっとした空き時間の読書に、オススメです。
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