イチオシレビュー一覧

　あなた！そこのあなた！そうそう、あなたのことよ。ちょっとね、とっておきの良い話があるのよ。ここだけの話なんだけど、「ラグビー」って知ってる？ラグビーってのはね、簡単に言うとスポーツの1種なんだけど、これが凄いの、始まる前はただのデブで何も良いところがなかった人でもね、彼女ができるわ、日本代表になるわ、英語も喋れるようになるわ生活が一変するのよ。しかもね、ラグビーする人をラガーマンって言うんだけど彼らはとっても紳士で男の中の男なのよ。これを機にやってみない？ラグビー？きっとあなたも好きになるわ。

スポーツものの小説を出版している編集者は、この作品をぜひとも読むべきです！

面白すぎる～

今、第五部の二十九章に入った所なんですが、手に汗握る展開なっています。

うちの家族がにわかラグビーファンになった時、私は全然興味を覚えませんでした。
そんなラグビー音痴でも、すいすいと一気に読めるのです。

丁寧な取材から描き出される秀逸な作品。
ものすごくお勧めです！！

　逆行転生。チートでハーレムで俺ＴＵＥＥＥＥＥ～！じゃない転生がここにある。

　誰もが生きる辛さや現実の重さに生まれ変わったらと夢想する。だから物語が生まれる。
　この『逆行してもデブのままだった俺は、ラグビーで人生逆転する』の主人公小森太一は、タイトル通り転生しても容姿の偏差値は転生前と変らない。よりデブ（がたいが良い）かもしれない。学校の成績だって二度目なのに良い事もない。
　けれど、太一は前世とは比ぶることも出来ないほど強く（人間的にも）なり、そして多くの強い絆を持つ仲間を得、彼女まで出来てしまうのだ。彼が前世で得られなかった物ばかりだ。
　何が違うのか。彼の心の中の変化・成長。それに尽きるだろう。
　読む人が何かに躓いた時、彼の物語を読むことをおおいに勧める。等身大の太一の生き方がきっと答えらしきものをくれると思うから。
　何よりも何よりも、ラグビーが観れるぞ～う！！

この手の題材は経験者が逆行(TS)して無双するというのが主流ですが、主人公の小森太一は全く未経験の競技に挑戦します。アドバンテージは肥えた身体と太りやすい体質のみ。２０万文字時点で中学生ですがこの年代だと学年の差は大きく全国区では太一よりデカい相手も普通に出てきます。加えて未来の国家代表選手も立ち塞がり一筋縄ではいきませんが、その高い壁が物語に起伏を与え良いバランスになっています。彼の恵体が成長しきった時どんな活躍を魅せるのか今から楽しみです。