イチオシレビュー一覧

まず世界観がすごい、しっかり細部まで作り込まれていて、一瞬で引き込まれてしまうような、そんな緻密さを感じた。

その中で記憶を失ってしまったヒロイン、

それを取り巻く男達とファンタジーとしての要素、それらが上手く掛け算されていて非常に気持ち良く読める。

この世界に呑まれない人はいない、そう言える作品、
異世界にどっぷり浸かりたい方にオススメ

記憶を失ってしまった主人公、ティエラ姫。
目覚めた彼女の側にいたのは、月の化身と称される美しい青年、ルーナだった。
彼女の婚約者であるルーナから父である国王が殺害され、さらにその犯人が幼馴染みの護衛騎士であったと告げられる。
何不自由ない生活を提供されるティエラ姫だが、新月の夜、幼馴染みであり護衛騎士のソルと鏡越しに再会を果たす……。

読めば読むほどハマる、王道ファンタジーと濃密な恋愛も混ざった作品です。
姫君を想う婚約者と幼馴染みの護衛騎士、そして記憶を失った姫君は果たして何を思うのか。文章も読みやすく、あっという間に読み進められてしまいます！
じっくりと世界観を楽しみたい方、恋愛小説好きな方は特にお勧めします！

読んでいて非常にワクワクドキドキする作品です！
記憶を失ってしまったお姫様をめぐる
婚約者と幼馴染みの三角関係を描いた物語でございます！

ファンタジーが好きな方も楽しめますし、
恋愛小説が好きな方も楽しめます！
更にですね、ミステリー要素もあるんですよ！
3つの要素を楽しめるお得な物語です！

さて記憶を失っているお姫様はいったいどのような過去が
あるのか？　是非必見です！

王道で素晴らしいこの作品。ぜひ読んでみてください！！

最初からヒシヒシと不穏な感じが伝わってきます。その不穏な空気を抱えたまま物語は進みます。
とても心理描写や人物描写が巧みで、読むだけでその情景を容易に想像することができ、物語に入り込めます。
「何かある」のは絶対分かっているのに、その「何か」が無性に気になります。物語を覆う不穏な空気と相まって、思わず次々と手を進めてしまいます。
個人的にとても好きな作品です。

記憶喪失の姫君であるティエラに献身的に寄り添い、重い程の純情な愛を注ぐ一回り上の青年、ルーナ。
ルーナに愛される日々はどこかくすぐったい程の淡い日常。でもティエラはどこか腑に落ちない気持ちを抱えて生活します。

やがてティエラの部屋の鏡に映し出されたのはソルという青年。
彼の口から出た『幽閉』という言葉。

果たして、ティエラとルーナ、そしてソルとの恋路は？
そしてこの国に隠された秘密とは？
父の死、そして失った記憶の中に隠された秘密とは？

この作品の何が凄いというと
ファンタジー×ミステリー×恋愛
の三大要素が綺麗に混ざっている所。

ティエラの胸中にある想いを読者は感じながら、ティエラと共に彼女を取り巻く謎を暴いていく。
その伏線の数々はとても綿密に作り込まれています。
ぜひ読みましょう！

この物語の主人公は、記憶喪失のティエラ姫。
自分の記憶が無い事に不安を覚えつつも、ティエラ姫の前に現れたのは、彼女の教育係で婚約者だと名乗るルーナでした。
ティエラ姫に熱い愛を注ぐ年上のルーナに、どこか受け入れがたさを感じてしまいます。
そこで現れたのは、幼馴染みの側近のソル。
しかしソルの口からは、自分が幽閉されているという事実を聞くのでした。そしてティエラには、過酷な運命が待ち受けているのでした。
よく物語で記憶喪失の主人公が登場するのは、読み手を自然に物語の世界観に引き込むのに有効な手法なのです。そうすると、色々と物語の世界や、登場人物の説明をさせても、不自然ではありませんからね。
物語が進む事にティエラは新しい事実を知り、新たなストーリーが展開していきます。
王道ですが、とても素晴らしい作品です。
ぜひ、お読みになって下さいませ。

主人公が記憶喪失で、婚約者だと名乗る男からの言葉だけが頼りだが、ある日、護衛をしていた男が幻影として現れる。

主人公や登場人物たちの名前から、ファンタジーの世界を想像するが、そこはあえてなのか明確に示されていないので、どんな世界にも取れて、素晴らしいと感じた。

三種の神器を守るそれぞれの一族というのがワクワク感を掻き立てられ、個人的には先が気になって読み続けてしまう。

またミステリー要素もあり、記憶喪失の彼女が何者でどんな過去を抱いているのか。

　記憶をなくしたお姫様、彼女を取り巻く恋愛関係、そして描写の美しい世界観。作者様独特の表現がこの物語の世界観を彩っており普通のウェブ小説とは違った感覚で読むことができました。

　恋愛小説があまり得意ではない私はこの作品をファンタジーミステリーとして楽しませていただきました。
　逆にミステリーが苦手……という方でも甘々な恋愛描写にドキドキできるのではないでしょうか。
　そしてファンタジーが好きな方は神秘的で美しい世界に引き込まれるでしょう。

　ファンタジーであり恋愛小説であり、そしてミステリー小説でもあるこの作品を全力でお勧めしたいです。

　皆さん、王道とは何なのか、胸に手を当てて考えてみてください。
　最近、王道からかけ離れた作品をみていませんか？
　王道は飽きてしまった？
　いえいえ、王道は他の作品の原型であり、様々な作品が生まれるきっかけなのです。
　この作品はあなたにとっても、忘れられない作品になると思います。
　記憶という真実を求める……。
　それは、儚く未知の物語。

　前置きは長いですが、王道は読者にとっては忘れてはいけない作品なのです。
　ぜひ、一読下さい。

　ぽぺぽぺの木総轄　よしりん

女性読者向けの王道を思わせる、三角関係を匂わす展開からスタートします。

主人公の記憶喪失、王国の秘密、活き活きとしたキャラクター達がその物語に華を添えています。

文章の構成もしっかりとしており、たいへん読みやすい作品です。文章量の割には、サクサクと読み進むことができます。

謎の提供と謎明かしのバランスも良く、続きを！ 続きを！ と求めてしまうこと請け合いです。

男性読者の中には、キーワードからこの作品を避けられてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、是非一度読んでみてもらいたい。
高確率で、続きを読みたくなります。

ミステリー好きの、いい歳したオッサンが言うのですから、間違いありません！