イチオシレビュー一覧

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亡くなってしまったあのひとから、今を生きる私たちへの贈り物。泣いても大丈夫な場所にいる方だけ読んでください。電車やバスで泣いてしまっても知りませんよ。

自分よりも先に逝ってしまったあのひと。彼らの想いを知ることができるとしたら……。彼らの声を聞くことができるのはただ一度だけ。あなたは今すぐ聞くでしょうか。それとも死ぬ間際まで、大切にとっておくでしょうか。

この物語の舞台は、不思議なお店。吐く息が真っ白になるほど寒い冬の日だけに開店します。お店を訪れることができるのは、1日に3人だけ。彼らはそこで、大切な方からの言葉が込められた小瓶を受け取ることができるのです。

ペットから、家族へ。姉から、妹へ。おばあさんから、おじいさんへ。温かい言葉は、彼らの凍りついた心を溶かし、前を向かせてくれます。あなたはひとりではないよ。そう言い聞かせるように。

命あるものは、いつか遠い場所に旅立つもの。けれどともに過ごして来た日々は、消えてしまうのではありません。ただ後悔するのではなく、心に残っているその温もりを大切にしてほしいと思う物語です。

しっとり落ち着いた人間関係を読みたい方にお薦めの作品

  • 投稿者: 夕立   [2020年 01月 07日 22時 05分 ()]
いらっしゃいませ。
大切な方が亡くなられたのですね。
その方からのメッセージをお預かりいたしております。

※ ※ ※ ※

これにてメッセージはお終いです。
まだ終わらせたくない?
残念ながら終わってしまったものを続けることは出来ません。

さぁ、店を出てお進みください。
大切なあの方からのメッセージを受け取られたあなた様は、歩き出す力が蘇っているのですから。

作品を読んだ時、私はこのように言われたような気がしました。
え?
あんまりレビューになってない?
どんな作品かわからない?
大切な人が亡くなって立ち止まっている人が、亡くなった人からの最後のメッセージを受け取ってまた歩き出す小話を3つ収録した作品です。

詳細は作品本体にGO!
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