イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く 実に一年九ヶ月ぶりとなる作者さんの新作ミステリ。
しかも僅か二日(!)で書き上げた今作にブランクを感じる読者は少ないのではないだろうか。
時限式で水が満たされる広間。密室と化した部屋。
勿論その舞台設定の特殊性に眼を奪われてしまうのだけれど。
あくまで作品の主眼は「どうやって」である。
奇抜で突飛な大仕掛けを「どのように」利用したのか?という、HOW DONE IT(ハウダニット)なのだ。
そしてそれが可能な人物こそが犯人であるという、WHO DONE IT(フーダニット)も盛り込まれている。
ヒント(手がかり)の提示もフェアで自力で真相に辿り着く事も不可能では無い。
ただ有る筈なのに気付けない。見えない。巧妙に隠されたそれはまるで水槽に沈めたガラス板のようで。
掴めそうで、掴めない。「もどかしさ」が癖になる盲点のミステリ。或る意味で「らしい」ラストまで御一読を。
しかも僅か二日(!)で書き上げた今作にブランクを感じる読者は少ないのではないだろうか。
時限式で水が満たされる広間。密室と化した部屋。
勿論その舞台設定の特殊性に眼を奪われてしまうのだけれど。
あくまで作品の主眼は「どうやって」である。
奇抜で突飛な大仕掛けを「どのように」利用したのか?という、HOW DONE IT(ハウダニット)なのだ。
そしてそれが可能な人物こそが犯人であるという、WHO DONE IT(フーダニット)も盛り込まれている。
ヒント(手がかり)の提示もフェアで自力で真相に辿り着く事も不可能では無い。
ただ有る筈なのに気付けない。見えない。巧妙に隠されたそれはまるで水槽に沈めたガラス板のようで。
掴めそうで、掴めない。「もどかしさ」が癖になる盲点のミステリ。或る意味で「らしい」ラストまで御一読を。
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