イチオシレビュー一覧

　勇者……それは悪を滅し、人々を救う希望の光。
　だが、世界に争いも犯罪も、魔物の一匹すらもいなかったとしたら？

　主人公であるルゥシィは、天職を与えられる儀式において、戦闘系である「暗殺者」と判定される。
　底辺である現実をつきつけられたルゥシィは、その場を逃走。政府により追われる身となってしまう。
　しかし、絶望の淵にあったルゥシィは、レインを始めとするわずかな味方の力を借りて、この不条理な世界に戦いを挑む。

　ルゥシィの頭を時々よぎる覚えのない記憶、徐々に開花していく力、そして政府によって隠された世界の秘密。

　全ての伏線がクライマックスに向けて収束していく様は、まさに必見。
　徐々に明かされていく数々の謎は、あなたを虜にして離しません。
　さあ、驚愕の事実をあなたの手によって解き明かしてください。

一人の少女の運命が決定づけられた瞬間から始まる本作。

天職というものによって運命が決定づけられてしまう世界で普通の女の子だったルウシィは普通の生活が送れないといわれている戦闘職の中にある暗殺者(アサシン)に……
日常は崩壊し、社会の理不尽から逃げようとする彼女に一人の男子が手を差し伸べる。
彼は彼女の何を知っているのか？
暗殺者となったルウシィの運命は？

個人的に主人公であるルウシィと謎の同級生レインの関係がとても好きです！
ストーリー・戦闘描写も秀逸でどんどん引き込まれる作品ですので、皆さんも読んでみてください！

天職に縛られた世界
平和な世界な為、戦闘職以外が優遇される世界
そんな中主人公の天職は、戦闘職だった。
彼女の職業は暗殺者。
世界から望まれていない職業を持ってしまった彼女は……
女子力を磨き続けながら、自らが得た力を使い世界を駆け抜ける。
複雑に絡み合う人間関係
彼女は世界の謎に迫っていく。
未読の方は是非ご覧ください

　語られる世界観は、平和ボケしたどこかにあるような世界。でもそこには、「天職」によって振り分けられる受け入れ難い人生があった。
　女子力を高めて、かわいい職に就こうとする主人公だが、なぜか今や平和な世界に必要のない職、戦闘系しかも「暗殺者」が告げられる！
　この物語は一人の少女が理不尽な世界のルールに抗い、自らのスキルに目覚め苦悩しながらも立ち向かっていく姿を描いている。圧巻の殺傷力に慄きながらも、友達を助けるため、真実を知るために走る！
　張り巡らされた伏線が剥がされながら、また詰まれていく、息をもつかせぬ展開に、刮目せずにはおられない！

軽妙に語られる物語は、ルゥシィという可憐なヒロインが天職を得るところから始まる。天職とは、いわゆるrpgゲームにおける職業のことだ。昨今その手のライトノベルが横行しているので、読者諸賢も理解しているだろうが、この作品は一味違う。いや二味も違うかもしれない。

そんな説明を聞くと、主人公が勇者の天職で、無双してハーレム作ってというイメージが浮かび上がってくるが、その実主人公は美少女だし、なんと戦闘系の天職が迫害される世界なのである。そしてルゥシィは戦闘系の天職だったのだ。

これは世界に歯向かう叛逆の物語であり、一人の少女の可憐さを余すとこなく伝える物語でもある。息をつかせない展開と、軽快な会話劇が貴方をすぐに虜にしてしまうに違いない。

必見である。

異世界系ならば間違いなく持て囃されるであろう職が、この世界では専ら迫害対象となる。
まずはその世界観に脱帽だ。本来ならばどれだけ格好良く、強い職につけるかが全てのファンタジーにおいて、これはその真逆を行く。
主人公の隠された過去、協力者の存在、親友の立ち位置などが絡み合い、物語は進んで行く。
これだけ絡めば複雑になったりするものであるが、そんなことはなくとても読みやすい。場面転換や繋ぎが上手く、違和感なく次へと読み進める。
ストーリーも構成も上手い作品だ。

とにかく世界観が好き！！ルゥシィちゃんが好き！！
頭のなかにアニメが流れてました。私のなかで完全にアニメ化されました。
kumaさんの作品は他にも読んでいたのですが、イメージが変わりすぎてビックリ！！
サクサク読んでいけるテンポも凄く良いです。
次の話しが楽しみで仕方ありません！！早く、続きお願いします！
普通の異世界もの飽きた人にオススメしたいです！
頑張って下さい！！

魔王も魔物もいなくなったけれど、与えられた『天職』で人生が決まってしまう世界。平和な世界に、勇者のような戦闘系の天職は必要なく、不遇をかこつ……
そんな世界で主人公のルゥシィは女の子らしい天職を得るため、日々女子力を鍛えます。でも授かった天職は戦闘系、しかも暗殺者。不遇な運命から逃れようとする彼女ですが……

その設定からてっきりなろう系パロディのドタバタ劇かと思いきや、ディストピアのような雰囲気で良い意味で裏切られました。
彼女の過去、暗殺者となった理由、さらに戦闘系の天職を持った人たちの処遇など様々な謎をルゥシィの視点で追いかけていくのですが、彼女の心情がしっかり描写されているので、どんどん引き込まれます。また女子力磨きに余念がない普通の学生の姿と、戦闘で無慈悲に敵を屠る暗殺者の姿のギャップも見どころです。

逆境に立ち向かうルゥシィのこれからが非常に気になる作品です！

　「暗殺者×女子力」

　てっきり「スキル・アヒル口」とか「勝負服・ＤＴ殺し！」とかを繰り出してくる萌えヒロインのドタバタエロコメディを想像して読み始めた。
　
　ヒロインのルゥシィは、おっぱいの大きさが「世の男性のベストサイズ」であることが、とにかく自慢なＪＫである。

　ほうほう、なるほど。ここからどのようなラッキィスケベがーーなどと思っていたのに。

・ピンクのツインテールと一緒に、その辺で拾った手頃な角材をぶん回して、警備隊員の喉仏を正確に叩き潰す

・背後から実の母を秒で締め落す

・大きな犬の首を引き千切る

　……等々をやってのける、とにかくとんでもないガチ・暗殺者だったので各シーンで二度見した。

　ヒロインの軽やかで「妙に危機感の無い語り口」は作者による「罠」である。

　油断して読んではいけない。
　ここは残酷な世界だ。
　とにかく世界とヒロインの「謎」が気になる作品。

まず、舞台は異世界。しかし普通の作品と違うのは、魔王のような明確な敵がいない平和な世界。


そして、彼女に与えられた天職はなんと「暗殺者」。
共通の敵である侵略者はいない。

戦乱の世の中だっら、大活躍しそうなんですけどね……

平和な世界=幸せではないというのがよくわかります。
そんな主人公「ルゥシフィル・リーベルシア」の逃走劇。
これからが楽しみです‼️