イチオシレビュー一覧

司会者「本日の商品はこちら！ 運転者の案内をする……」

助手「カーナビですね！」

司会者「いいえ、カーナ『ベ』です」

助手「カ、カーナベ？ これは……おもちゃのナベ？」

司会者「では、ご愛用者様からのお声をどうぞ！」

男性（匿名希望）
『結婚して、もう五年になります。

でも、僕は仕事が忙しくて家のことをあまり手伝えなくて……。妻は家事や育児に疲れてイライラ。そんなとき、この【カーナベ】に出会ったんです。

設置してみてびっくりしました。いつもは余裕のない表情の妻が、笑ってくれたんです！ そんな顔を見るのは久しぶりだったから、本当に嬉しかったですよ。

【カーナベ】、オススメです。迷っている人は導入した方がいいと思います』

助手「なるほど！ これは家族間の結束を強めるアイテムだったんですね！」

司会者「その通り！ 皆様、ぜひ一度お試しあれ！」

主人公の旦那は車で「散歩」をすることが好きである。
しかし、子どもが生まれてからというもの、その「散歩」の習慣は失われていた。
主人公も散歩を忘れていたのか、旦那に道を間違えた事を非難してしまっていた。
子育ての苛立ちで心の余裕が亡くなってしまったからに違いあるまい。
だが今度は、公園まで車で行こうと提案してくれたのである。
子どもを後部座席のチャイルドシートに乗せて出発。主人公も後部座席。すると、旦那は助手席にあるものを乗せて出発するのであった。

結婚したら女性は変わる、子どもを産んだら女性は変わるとは言うけれど、それはきっと当たり前のこと。変わらないままでは、生活が成り立たないんです。もちろん女を捨てているわけではなくって、優先順位が変わってしまうんですよね。

この作品の主人公は、二歳の娘がいる兼業主婦。仕事に育児にとてんてこまいの日々を送っています。結婚前は笑って許せた夫の趣味や失敗も、最近はいちいち目について仕方がありません。ある時、彼女は夫からドライブに誘われます。なぜか夫は、娘のままごと用の「鍋」を持ち出すのですが……。

大きな駄々っ子や、生んだはずのない長男になるのではなく、相手の心を考えてくれる旦那さまが隣にいてくれたら、日々の忙しさや息苦しさもきっと和らぐはず。部屋が片付いていなくても、料理が手抜きでも死にはしません。今日だけはひと休み。久しぶりにのんびりしてみませんか？　あなたの笑顔が見られますように。