イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く重厚で精密な異世界戦記ファンタジー
- 投稿者: D@2年連続カクヨムコン受賞 [2020年 10月 20日 23時 35分]
いや~すごい作品でした。
作りこまれた世界観・重厚な戦闘描写・何気ないセリフからわかる異種族間の憎悪関係。
ハードでダークな小説ですが、丁寧に作りこまれた登場人物たちに魅せられてしまいます。
そして、この作りこまれた世界観なのに、テンポが犠牲になっていないのがまさに匠の技だと感じました。
濃厚な戦記物の傑作! ぜひともご堪能下さい(^^)/
作りこまれた世界観・重厚な戦闘描写・何気ないセリフからわかる異種族間の憎悪関係。
ハードでダークな小説ですが、丁寧に作りこまれた登場人物たちに魅せられてしまいます。
そして、この作りこまれた世界観なのに、テンポが犠牲になっていないのがまさに匠の技だと感じました。
濃厚な戦記物の傑作! ぜひともご堪能下さい(^^)/
登場人物についてとても丁寧に練られています。小説を読んでいると感じる時もあれば、昔のヒットしたドラマを見ているような、そんな感じになります。それは登場人物、セリフ、舞台に、作者の方の思いがとても詰まっているからではないでしょうか?
戦争という、このなろうの世界でもよく取り上げられる言葉を、これほど重く、深く感じた作品はありません。だからと言ってテンポが重いということもなく、トントントンと読んでいくことができます。
作品を書いておられる方に、勉強のために読んでいただきたいような作品です。
戦争という、このなろうの世界でもよく取り上げられる言葉を、これほど重く、深く感じた作品はありません。だからと言ってテンポが重いということもなく、トントントンと読んでいくことができます。
作品を書いておられる方に、勉強のために読んでいただきたいような作品です。
登場人物は物語と言う箱庭で生きている
- 投稿者: Roo・Cthulhu [2020年 04月 29日 21時 41分]
例えば物語を書くとして…
日常的に必要な○○が無いぞ?
○○を作ろう(しよう!)→失敗も無く過程を吹っ飛ばして→完全!
こんな文章になったことはあると思う。
自分も執筆活動をさせて頂いているのでよく分かるが、『難しい』のだ。物語という世界(箱庭)で登場人物が生きた証、努力し掴み取った『技術』を大切にしなければいけない。
足蹴にして主人公スゲェェではつまらない。
その点、shibaさんは異なる。登場人物一人一人に意思があり人間臭いと感じられる程です。
取り敢えずくっ付けたチートとは異なるスッキリと自然な『強さ』がある。そして、物語を通して伝えたいのがはっきりしています。
しかし、伝えたいものが先行しすぎてはいない。
このバランスが上手く取れている作品です。
"戦争"という人類の闘争についてもう一度考え直す良いきっかけとなると思います。ps.最大文字数足りねぇ!
日常的に必要な○○が無いぞ?
○○を作ろう(しよう!)→失敗も無く過程を吹っ飛ばして→完全!
こんな文章になったことはあると思う。
自分も執筆活動をさせて頂いているのでよく分かるが、『難しい』のだ。物語という世界(箱庭)で登場人物が生きた証、努力し掴み取った『技術』を大切にしなければいけない。
足蹴にして主人公スゲェェではつまらない。
その点、shibaさんは異なる。登場人物一人一人に意思があり人間臭いと感じられる程です。
取り敢えずくっ付けたチートとは異なるスッキリと自然な『強さ』がある。そして、物語を通して伝えたいのがはっきりしています。
しかし、伝えたいものが先行しすぎてはいない。
このバランスが上手く取れている作品です。
"戦争"という人類の闘争についてもう一度考え直す良いきっかけとなると思います。ps.最大文字数足りねぇ!
「殺し殺されはもう飽きた。手を取り合う明日が見たい。」
「戦争の連鎖を止める?不可能よ。私達の持つ精神的欲求に際限がなく、心を満たすための資源は有限だから必然的に争奪戦が生じるの」
この話の三話〝戦争の根底にあるもの〟において登場人物である〝風使いのクラウザ〟と〝吸血鬼の学士エルザ・クライベル〟の会話だ。
私も、一年前から小説を書き始めておりブクマ百件の壁に悩んで中世から現代の歴史の勉強をやっと真面目にやり始めたところなのだが、この会話には(やられた)と思った。自分も戦争をなくすために奮闘する話を書いていたからだ。(この会話だけで人間の業というものを見事に言い表している。深いわ)と唸らされました。
やはり、人気が出る作家さんの勉強や研究は深いです。
エルザとクラウザの物語がどうなっていくのか?皆さんも気になりませんか?
「戦争の連鎖を止める?不可能よ。私達の持つ精神的欲求に際限がなく、心を満たすための資源は有限だから必然的に争奪戦が生じるの」
この話の三話〝戦争の根底にあるもの〟において登場人物である〝風使いのクラウザ〟と〝吸血鬼の学士エルザ・クライベル〟の会話だ。
私も、一年前から小説を書き始めておりブクマ百件の壁に悩んで中世から現代の歴史の勉強をやっと真面目にやり始めたところなのだが、この会話には(やられた)と思った。自分も戦争をなくすために奮闘する話を書いていたからだ。(この会話だけで人間の業というものを見事に言い表している。深いわ)と唸らされました。
やはり、人気が出る作家さんの勉強や研究は深いです。
エルザとクラウザの物語がどうなっていくのか?皆さんも気になりませんか?
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。