イチオシレビュー一覧

行き倒れていた女性を助けたら、実は異世界(日本)からの転移者でした。最初は、言葉が通じず困っていたのですが、女性が話す言葉(日本語)が実は……。

異世界転移作品の場合、転移者が主人公であり、転移者視点で話が進むことが多いですが、本作は転移者と彼女を救った地方領主、2人の視点で進みます。

領主の治める地域は特筆すべき産業がなく発展が難しい状況だったのですが、彼女の意見を聴いてみると……。

タイトルには「チート知識」とありますが、多くの試行錯誤の上で少しずつ結果を出して行く過程がリアリティがあり興味深く読み進めることができると思いますよー。

日本から異世界転移してきた女の子と、その子を拾った青年のお話です。
異世界転移モノというと「転移者の視点」で書かれがちですが、この作品は青年の視点で物語が始まります。そこが面白い！

チートと称しつつ、なろうにありがちなチート物とは一線を画しています。持っている知識を駆使しつつ、あれこれ試行錯誤していく様は、チートではなく努力でしょう。ものづくりの過程は、まるで科学実験系の作品を読んでいるようで楽しめます。

エリックとエリカが名コンビ！
気の強いエリカだからこそ、エリックとの掛け合いにテンポが生まれています。

「小説を書く技法」をしっかり学んだ人が書いた物語、という印象を受けました。キャラと物語がたっている。なろうのメイン読者層にとっては、文体が固くとっつきにくいと感じるかもしれません。でも、文章そのものに安定感があるので、普段から紙の小説をよく読む人は安心して読める作品です。

異世界転移で内政もの、タイトルには「チート」の文字、とくれば難しい内容ではない、テンプレの明るい軽いものを考えるかもしれない。

しかしこの物語の１話目からしばらくは、異世界の住人の視点で進む。

そして言葉は通じない。

もうこれだけでテンプレの思い込みは捨てるべきだとわかるだろう。

主人公は日本から転移した女子大生と、彼女を拾った村の若者の2人。
姉と弟のような2人の間に恋愛は期待できそうもない。
海辺の村だが魚醤はない。特産もない。塩は禁止。

ないないづくしでどうやって成り上がっていくのか。

なろうにありがちな異世界転移と思うなかれ。
この物語は登場人物1人1人が生きて考えて動いている。
それを、作者が用意した世界の舞台がしっかりと受け止めている。

完璧な人間なんていない。
それがこの物語をさらに彩っている。
青春の爽やかさすら感じるこの物語を、ぜひ読んでいただきたい。

異世界チート知識で領地経営をしようとタイトルにもありますチートですが僕は最初この文を見て手ぐすねを引いていました、実際読んでみると辞書のような物で無から有を作るとか豆をつぶしただけで味噌ができるといったご都合主義なチートではなくスマホと手動充電器をもって転移転生ほどの知識チートであります。

男性と女性のダブル主人公方式で視点が結構変わりますが混乱はせずに見れます
異世界言語持ちではなく0から異世界言語を理解勉強する所から入る点も私的に得点が高いです

タイトルで嫌煙している人は読んで見てください。
内政好きはここに集合だ～

日本からの異世界転移してきたお嬢さんと現地主人公の青年が村お越しをするんですが、知識があるだけじゃ通用しない！

知識チートをしようのも知っているだけじゃ通用しないし、やっとの思いで成功しても利権やら身分が襲いかかる。

それを主人公２人が取り組むですが、日本人と異世界人じゃ思想が違うから、ここで人間ドラマが起きてくる。
しかも戦争や恋愛、他のキャラの思惑も絡み合い、凄く濃い内容になっている。

ご都合主義じゃないリアルを求める方、オススメの作品です。

よってらっしゃい見てらっしゃい、さあ「異世界チート知識で領地経営しましょう」という触れ込みのこの作品！

そんじょそこらの、チンパンジーがナメクジの惑星に降り立って知識チートで無双とするような作品じゃありません！ちゃんと人間が生活しているところへ、京都のお嬢さんが知識を携えて、若き村の代官を手助けするんです。

何もかも日本の知識で埋め尽くせ！ということではなく、現地の人と手を取り合って領地経営を目指します。読んでいても「はぁーなるほどな」となること間違い無し！
魔法もでるわ将軍もでるわ、かまぼこは出たところでマヨネーズは出ない！

さあとにかく一度見ていって頂戴！
私はひとめでバンっとハマっちゃいました！