イチオシレビュー一覧

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鬼が人を襲う。鬼と人間の闘い。その先に――

∀・)こんにちは~!僕は鬼滅の刃よりチェンソーマン派だよ~!!いでっちで~す!!!


∀・)本作は『鬼哭啾啾』シリーズの第4作になります。しかし安心してください。本作からこのシリーズを読んでもそのストーリーについていくことはできますし、本作単体としても問題なくうんと楽しめることができます。


∀・)物語としては鬼にとり憑かれた少年がかつて鬼にとり憑かれた幼馴染と闘った少年と闘うという御話。鬼にとり憑かれた少年との闘いもありますが、鬼にとりつかれが少年にはその鬼との闘いもあるのです。ここがポイント!になりますね。


∀・)鬼哭啾啾シリーズ通して見事な手腕を発揮されている灰色日記帳様。その鮮やかな手腕が手掛けるハードコアな悲哀の物語、とくと味わってみてください★★★彡

PS:11周年おめでとう☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆彡

ここにも鬼がいる。怖くて強くて、限りなく優しい鬼が。

巷では、鬼が流行っている。その画像や文字を目にしない日はないほどに。
だが、それよりもずっと以前から書き綴られてきた、凄絶な鬼たちの物語があるのをご存じだろうか。
先ごろ完結を迎えた『鬼哭啾啾』という一連の物語が、それだ。

ここに出てくる鬼とは、無念を抱えた亡霊たちの思いが変じて形を成したもの。取り憑かれた生者もまた、鬼の一部となってしまう。
今回生贄となった蓮(れん)も、かつては剣道を愛する良き少年だった。

変わり果てた蓮と対決するのが、主人公の一月(いつき)だ。精霊の美少女が宿る霊刀を手に、一月は数々の事件に立ち向かってきた。
だが、今回の相手はともに剣道に打ち込んでいた仲間。
果たして一月は、友を斬ることができるのか。蓮の魂は救われるのか──。

残酷な描写もあるが、だからこそ終盤がさらに光り輝く。爽やかささえ感じる幕切れは、必見である。

「悲しき鬼の求めるものは、救いでも赦しでもないのかもしれない。鬼の叫びが悲しく響く物語」

  • 投稿者: 瑞月風花   [2021年 04月 10日 20時 48分]
このお話はシリーズのラストナンバー。
もちろん、この「鬼が哭く」一作でも充分に楽しめますが、読了後、主人公の過去もきっと知りたくなるはず。
ならば「鬼哭啾啾 再」まで。

前置きはともかく、

みなさま鬼というものをご存じでしょうか?
桃太郎の鬼退治、節分の豆まき、恵方巻。鬼にまつわるものってたくさんありますよね。
そうなると鬼って意外と身近に存在するのかもしれません。
そして、物語の舞台である鵲村にも鬼がいました。
鬼は人の心の闇につけ入り貪るようにして全てを奪い、満たされることを知りません。
満たされないから奪うのです。
だから鬼は足りないものを補うかのごとく人を攻撃します。
だからこそ人には力が必要なのです。
圧倒的な力を誇る鬼『獄鏖鬼』と主人公『一月』との悲しい戦いの末に光が射し込む時、鬼に負けない力とは何なのか、人であるために必要な力とは何なのか…
答えが分かるのかもしれません。

重たい幕開けなのに先が気になる世界観

  • 投稿者: 鞠目   [2021年 02月 14日 09時 19分]
 幕開けはかなり暗い内容です。しかし、ここからどうなるのかと先が気になり、読み進めると気がつけば最新話でした。このお話の魅力は丁寧に描かれた世界観だと思います。

 悲しい過去により鬼に取り憑かれた旧友。それに対峙する主人公。旧友の過去は読んでいるととても辛く悲しくなります。対決する二人の関係性はまるで光と影のようです。

 シリーズ物ですがこのお話から読んでも楽しめます。現在、戦いは手に汗握る場面となりました。戦いの決着をあなたも一緒に見届けませんか?

鬼に取り憑かれた旧友を救えるか?

  • 投稿者: 退会済み   [2020年 12月 17日 19時 41分 ()]
管理
冒頭から少しきつい場面が続きますが、世界観に引き込まれ目が離せなく最新話まで一気に読みました。

シリーズ物ですが過去作未読でも充分に楽しめます。

理不尽な人生に翻弄され鬼に取り憑かれた旧友と対峙する主人公。

これからどうなっていくのか、旧友を救うことはできるのか?

鬼の圧倒的な力に対抗することはできるのか?

今は苦しい局面ですが、この先の展開に期待です!
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