イチオシレビュー一覧

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主人公は石田三成! これは燃える!

  • 投稿者: 暮伊豆   [2020年 12月 28日 13時 25分]
石田三成と言えば、関ヶ原の戦いで負けた方!
としか思われてないんじゃないでしょうか?

確かに負けました!
負けましたが!
その器は間違いなく『将』だったと思います!

そんな三成と並び立つ『おとか』
人外の化生です。

この二人が新たな生を得た時!
一体どのような事を成し遂げるのか!

外道が治める領地!
貧しく虐げられる領民!
そんな地にやって来た二人がとる行動とは!?



21話とは思えないほどスラスラ読めてしまいます!
そしてスッキリ爽快!
三成かっこいい!
おとかやるじゃん!

そんなお話です!

「誰がために反旗は翻る」

 寒くなりました。
 年末年始はやっぱり時代劇ですよね。

 さて、この時代小説は石田三成が刑場で咽喉が渇く有名な逸話から始まります。
 主人公の佐吉は、終始『義』の人として描かれ、民衆の熱きヒーローとして歩んでいきます。
 民衆の懐疑心を書き分け、貴重な食料についての描写も秀逸です。
 合戦シーンもあり、娯楽性も十分担保されています。

 是非、年末年始の休暇中に読んでみてはいかがでしょうか?

狐娘と大義を胸に――。

  • 投稿者: 退会済み   [2020年 10月 18日 19時 37分]
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 皆さん、逆行転生物語は好きですか? ここ小説家になろうの歴史ジャンルにも、逆行転生物語は沢山あるかと思います。しかし、人気のある逆行転生物語のほとんどが“現代人”が偉人に憑依する形ですよね。
 ですがこの物語は違います。
 逆行転生するのは石田三成その人です。

 刑場で死を遂げた三成、しかし目覚めれば三成は少年の姿で見知らぬ土地に寝そべっていた。
 共にこの地へとやって来た『おとか』と名乗る少女と共に、三成はこの地を襲う不条理に嘆く事となる。
 そして三成は立ち上がる。大一大万大吉の旗を、その手に掲げて……。

 虐げられた民の為に奮闘する三成と、可憐なおとか。そして集う仲間たちとの熱き戦い。
 是非読んでみて欲しいと私は感じます。

大義とは、民の命を思うこと

  • 投稿者: 幸田遥   [2020年 07月 08日 01時 34分]

この戦いは、圧政に苦しむ民を守るために、始まった。

『佐吉』が、はじめに目にしたのは、貧しく、小さな村だった。
そして、『子捨て』された幼い子どもたちと共に、新しく村を作った。
何もないところから、子どもたちと共に、築き上げていく。


民を守ってこその領主。
民と共に戦う。『佐吉』の戦いが始まる。


その『成長劇』と、『強者に立ち向かう姿』に心が熱くなります。
目頭も熱くなります。
一気読みの価値あり、です。
『佐吉』のかっこよさと、『おとか』の可愛さに酔いしれてください。

歴史あんまり知らないクラスタにもお勧め!

  • 投稿者: EZOみん   [2020年 06月 20日 14時 32分]
なろうに異世界転生ものは数あれど、石田三成が主人公というのはかなり珍しいのではないでしょうか?

外見はまだ子供の三成が、共に転生してきた狐神(かわいい)をお供に圧政に苦しむ民を救う為、ことを起す……というのがメインの筋書き。

理を持って人を諭す姿やいざ戦となれば現役(?)戦国武将らしく手段を選ばぬ戦法が三成感を高めており、武勇よりは知略を駆使して圧倒的多数の敵を翻弄していきます。

現状、第一部完ということで文章量もほどよく、区切りもよろしい感じです。

歴史に詳しい方は勿論、私のように日本史あまり詳しくない者でもとても面白く読めました。

幅広い方々にお勧めでございますよ!!!

義と知恵の人!あの石田三成が、かわいい狐神と異世界転生!?

  • 投稿者: 砂礫零   [2020年 06月 20日 09時 50分]
石田三成といえば、有名な豊臣方の武将です。

この人が豊臣秀吉に取り立てられた 「三献の茶」 のエピソードは、あまりにも有名。従来、このエピソードや秀吉に重用されたところから作られた彼のイメージは 『目端の効く、権力者に取り入るのがうまい人』 でした。

と・こ・ろ・が! 近年、三成は 『義の人』 として見直されてきているのです! そうした新しい三成のイメージが、存分に楽しめるのが本作。
関ヶ原の大戦で破れ、処刑された三成が、江戸時代日本のようなパラレルワールドに転生し、かわいい狐神のおとかちゃん、虐げられている領民と共に立ち上がります。
知恵と義の心を以て活躍する彼のイメージは まさに『良いヤツ』!

異世界転生ものながら、歴史的な裏付けがしっかりしているので、歴史好きの方にも刺さること間違いなしの作品です。

この週末は、翻る『大一大万大吉』の旗印に心踊らせてみませんか。
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