イチオシレビュー一覧

手書きで綴る、愛を込めたメッセージ

  • 投稿者: ペンネコ   [2020年 12月 15日 12時 52分]
手書きで執筆することにこだわりを持つ、恋愛小説家の女主人公と、そんな主人公の小説を誰より愛する担当編集者との、不器用なラブストーリー。

複雑な恋愛模様を、巧みな心情描写で描いているこの作品。あなたも、主人公の揺れ動く感情に共感する部分があるはず。

恋する乙女のパワーが詰まった、この物語には、特大の愛のメッセージが込められていると私は思います。

仕事もプライベートも上手くいって羨ま!

  • 投稿者: λⅢ   [2020年 12月 09日 20時 08分]
恋愛小説ってほとんど読まないんですけどね、主人公めちゃめちゃ相手のこと意識しててアホ可愛かったです。恋する乙女は良いですね。

大したレビューはできませんが、話の進展が順調すぎたように感じます。恋路の妨げらしい妨げが少ないかなと。周りもいい人だらけですし。しょうもない悪役は名前しか出てこない蒲生先生だけだったのでは。

逆に、恋愛の綺麗な部分、甘い部分だけを切り取ったという点では上手くいっていると思います。

0.5ミリで刻む無限の愛

 日本における一般的なシャープペンシルは0.5ミリ。 日本語によって描かれる小さくも複雑な漢字の文章や緻密な製図を表記するために適切な太さとされる。
 その小さな先端の炭素が奏でる物語。

 ダイヤのように煌めき、砂糖のように甘く、麻薬のように絡みつき、プラスティックのように普遍的で捨てがたくて厄介なもの。地球における炭素の割合よりちっぽけで、当人達には重要なもの。

 人の愛。

 スマートフォンは持っているのにパソコンは使えない今どきの主人公。不器用な指先で紡ぎだす恋の唄。傷も喜びも悲しみも心(芯)から生まれた細やかゆえの無限の愛と共に。

 あなたに真っ先に読んでもらいたい。
 シャープペンシルより愛をこめて。

 今日、手書きであなたに贈ります。
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