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友達でも、恋人でもなく、家族。だから、一緒でいられる。

 幼馴染の太介は容姿端麗、スポーツ万能、頭脳明晰のイケメンという完璧超人。そんな彼は当然、多くの女子達からの人気を集めていたのだが……彼を幼い頃から見てきたカスミだけは、そのような目で見ることができずにいた。
 兄妹のように育ってきた関係では、異性としての付き合いなど難しい。それでも太介はカスミに告白し、一途に彼女だけを想い続けている。そんな彼の猛烈なアプローチは、いつしか――?

 友達でも、恋人でもなく、家族だからこそ在る繋がり。そこから生まれる可能性を育んでいく、素敵な短編小説です。ぜひ、ご一読ください。

繋がりの強さを感じる作品です!

  • 投稿者: 四季   [2020年 07月 03日 08時 30分]
ロマンチックさやトキメキのようなものはなくても、それ以上の関係になれそう?

そんなところが印象に残る作品です。

強い刺激や特別感はなくとも、心と心は通じ合っていて、その繋がりは強いもの。
そういうところが良かったです。

(表現が上手くなくて申し訳ないですが……)

これからも二人仲良くいてほしいなぁ、と思いました。

ずっと一緒。これまでも、これからも。

友情や恋をすっ飛ばして、家族な関係。
ふたりの関係を表すとしたら、こんな感じ。

一個年上の幼馴染みである太介は、他人から見ると完璧超人。
けれど、カスミは欠点を知っています。
誰も知らない、呆れて失笑してしまうような秘密を。

太介はカスミに告白しています。
そのお返事は?

カスミと太介は、いつも一緒だから、隣に居るのが当たり前のように感じられます。

これまでも、一緒なのが当たり前でした。

……だから、カスミは太介にトキメかない?

……さて、それは、どうなんでしょうね?

きっと、ふたりはこれからも、ずっと一緒なんでしょうね。

……なぜって?それはね、このお話を読んだ私が、トキメいたからなんですよ?


近すぎるからこそ、カスミからはよく見えない、ふたりの関係。

さてさて、未来のふたりは、どうなっているのでしょうね?

ふふふ♪
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