イチオシレビュー一覧

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磨き続けるおんな

  • 投稿者: 退会済み   [2021年 11月 25日 00時 32分]
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この主人公の女性は家のあらゆるものを磨いている。
そして磨いて、そしてそれらが綺麗になっていくことに喜びを感じている。
磨く対象は物だけではなく自分もその対象のようである。
自らを美しく磨く。
夫は仕事が忙しいとなかなか帰ってこないようである。
そのためより一層自分を磨く必要があると主人公は考えているようである。
一種の狂気すら感じてしまうのが、この作品だ。
あなたはどのように感じるであろうか?

この女は、なぜ? 磨くのか?

  • 投稿者: 幸田遥   [2020年 07月 31日 22時 04分]
綺麗好きなのか?

それとも、何か理由があるのだろうか?


家の中を磨き続ける女。
色々と磨き続ける?女。

1000字に満たない短い物語の中に、不思議が詰まっています。
短いので、さささっと読めますよ。


何が起きているのか、気になりますよね?
色々と推測しながら読むのも楽しいと思います。
これぞ純文学の醍醐味です。ご賞味あれ!

きれい好きな美しい女性のモノローグ。そこに隠されたものは……?

  • 投稿者: 砂礫零   [2020年 07月 30日 01時 33分]
皆さん、家を掃除する時、隅々まで磨きますか? 私は、しません。8割方ざざっと拭いてオシマイです。
大丈夫。ほぼ毎日クイッ○ルかけて、気になるとこだけキレイにしておけば、なんとかなります!

……そんなズボラな私とは、正反対の美しい女性が、この短編の主人公。
家が大好きな彼女は、丁寧に丁寧に家と自分自身を磨き上げ洗い上げ、大好きな人の帰りを待つのです。

私がこちらの短編を読んで感じたのは、どうしようもない切なさ、悲しさ。
けれども、読む人によっては、恐怖を、あるいは逆に、爽快感を感じるかもしれません。

研ぎ澄まされた文章が、鏡のように読む人の心を映す好短編、ぜひ、覗いてみてください。

……そこに、何があるかは、わかりませんよ?
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