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こんなピュアな悪役令嬢ものは久しぶり。ラストの余韻が擦りきれた心に沁みる。

  • 投稿者: 愛は虚数   [2020年 08月 29日 10時 38分]
悪役令嬢、実は良い娘、王子ざまぁ、最近はパターンも決まっていて飽きられて来たかも知れない。
ストーリーありきで、心情描写も薄っぺらな作品の多い中、久々の良作に出逢えた。
先ずは、この作品を多くの人に知って貰いたい。
ヒロインのデボラという名前からして、悪魔憑き映画のパクリと謂うなかれ。
デボラ カーと言えば王様と私の主演女優だ。
気品溢れる美女に決まってる。
悪魔憑きシーンやエクソシストもあるが、ホラーという程グロくは無い。
ちゃんと恋愛物になっている。
ラストがハッピーエンドじゃない、と謂う人もいるだろう。
ネタバレになるので、詳細は語らない。是非、読んで欲しい。
このラストが一番気に入っている。
古い手塚漫画の『百物語』という作品があるが、
其れを思い出したのだ。
コロナからずっと、擦りきれっぱなしの心に沁みた作品だった。
作者様の今後に、期待。


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