イチオシレビュー一覧

主人公アズリアが魅力的。
サバサバしており、男真名性格。とても好感が持てます。
世界観はファンタジーですが、細かなところまで描写されていて、まるでその世界を体験しているかのよう。
特に２話の食事のシーンはたまりません。
これだけでもめちゃくちゃ参考にしたい。
作り込まれたキャラと世界観。
こんな文章書いてみたいと思う作品でした。

　まず主人公の女性アズリアがとても魅力的です。褐色の肌に赤髪という容姿に、男顔負けの強さ。主人公が魅力的だと、それだけで物語が華やかになります。
さっぱりと気持ちの良い性格であり、考え方もシンプル。何故彼女は一人で旅を続けているのでしょうか。

どのような世界なのかが違和感なく語られており、作品の世界観に自然と入ってゆけました。文体に独特のリズムがあり、一文を簡潔にまとめている為か、とても読みやすい印象を受けます。

行きがかり上魔物退治を引き受けることになった主人公が、重量感溢れる武器を駆使し、たった一人で魔物たちに立ち向かっていく様は躍動感に溢れて安心感があります。やがて明かされる主人公の強さの秘密……わくわくしますね。

冒頭のおおよそ１万字程度を読ませていただいた感想になってしまいますが、これからの主人公の活躍が大いに期待出来る、読み応えのある作品です。

なろうでは星の数ほどあるファンタジー小説だが、自分が読んできた中でもかなり1Pあたりの情報量が多い作品。
しかし、それにもかかわらず全然つっかえることなく、するすると物語が頭に来るのである。
それはおそらく、違和感のないように緻密に練られた世界観と、多くの情報を不可分なく読者に伝えられる高い文章力、そして何より作者の「この物語が書きたいんじゃ！」という熱意の賜物なんじゃないかと思う。
そして、特筆すべきはやはり主人公のアズリア。赤髪褐色の長身ボーイッシュ女子、最高ですね！

この作品はTwitter企画で知りました。

私はこの作品を当たりといたしました。
こちらの作品はなろうでは出会えないしっかりとした世界観の説明が印象的でした。

更に文章も読みやすく、物語の世界に没頭されられます。
危うく、企画中なのに飲み込まれるところでした。

読んでいない方も気になる方も是非！　お読みください！！

オリジナル設定である”魔術文字”をたまたま身体の一部に宿してしまった為に、普通の暮らしが出来ない主人公。他の人と同様に扱ってもらえない。幼少の頃にはとても辛く寂しい思いもしただろう。そんな彼女が16歳になり、”あても無く世界に散らばる魔術文字を探索し継承する一人旅の物語”だ（あらすじより引用）。旅の中で彼女は恐らく沢山の人と関わり、信頼関係を築いてきたに違いない。それが短期間の関わり合いだったとしても。７年も旅を続けながら、戦い方も独学。そう、彼女は既に7年も旅をしているのだ。つまり7年目にして、彼女にターニングポイントが訪れたのではないだろうかと想像する。設定が充分活かされているところが、物語の見どころの一つなのではないだろうか。

是非、彼女の行く末をその目で確かめてみてくださいね。お奨めです。

テンポがよく進み読みやすいです。
探検記と言うように。
旅の醍醐味の美味しいものを食べる。
それだけではなくお茶目なアズリアが
美味しそうに食べる姿は読んでいてお腹がすきます。
これは本当にすごい事。
アズリア性格も爽快でそのアズリアに惹かれていくキャラクター達もまた好きです！！
旅は道連れ世は情け。
腹が減っては戦ができぬ。

世界観がしっかりしているからこそ、ちゃんとした旅の面白みが伝わる作品です

タイトル通り、昨今のテンプレに沿った物語を能動的に書いているのではなく、作者にはこの世界が、世界観がしっかり見えているのだろうと感じさせられた。

キャラのあり方、世界観の構成の仕方から見ても、他の作品とは違う芯がしっかりあるから、ここまでかけているのだろう。

流行りのものとは違う切り口が欲しい人にはおすすめの1作ですね