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▽レビューを書く一人、また一人と着実に与えていく死という名の報復――。心の闇と人間の怨念を描いた復讐ストーリーです。
- 投稿者: 柴野いずみ@『公爵閣下』一二三書房WEB小説大賞銀賞受賞! [2023年 09月 04日 23時 37分]
ひどいいじめを受けて引きこもった……そう見せかけながら、半年もの時間をかけていじめっ子たちへの復讐の準備を終えた主人公。
彼は一人、また一人といじめっ子を殺め、着実に死という名の報復を与えていきます。
心の闇と人間の怨念を描いた復讐ストーリー。
非常に読み応えのある作品です。面白いのでぜひ読んでみてください。
彼は一人、また一人といじめっ子を殺め、着実に死という名の報復を与えていきます。
心の闇と人間の怨念を描いた復讐ストーリー。
非常に読み応えのある作品です。面白いのでぜひ読んでみてください。
いじめられていた主人公が様々な知略を駆使して、いじめっ子を次々と殺していく作品である。
一人称であるからこそ不要な情報は遮断され、次々と復讐殺人を繰り返していくスピーディな展開。
主人公と寄り添って物語を追っていく読者にとって爽快な展開といえると思います。
いじめっ子であり殺される人物が動物好きであったり子供好きであったりするかもしれません。もしかしたら善人と呼べる人物であるかもしれません。でも主人公にとっては殺すに足る人物であり、自分を手酷い手段でいじめた人物に他ならないのです。物語の展開にとって殺される人物がどういう人間であったかなど大きなウエイトを占めておらず、一人称である事の利点をよく利用していると改めていえます。
主人公と中年の刑事の絡みや終盤の展開もよく練られており読後感もいいです。秀逸な作品といっていいでしょう。
一人称であるからこそ不要な情報は遮断され、次々と復讐殺人を繰り返していくスピーディな展開。
主人公と寄り添って物語を追っていく読者にとって爽快な展開といえると思います。
いじめっ子であり殺される人物が動物好きであったり子供好きであったりするかもしれません。もしかしたら善人と呼べる人物であるかもしれません。でも主人公にとっては殺すに足る人物であり、自分を手酷い手段でいじめた人物に他ならないのです。物語の展開にとって殺される人物がどういう人間であったかなど大きなウエイトを占めておらず、一人称である事の利点をよく利用していると改めていえます。
主人公と中年の刑事の絡みや終盤の展開もよく練られており読後感もいいです。秀逸な作品といっていいでしょう。
少し質問をさせて頂きます。
あなたはテーブルに置いてあった物を欲し、テーブルの近くにいた人にそれを取ってと、それぞれ別の日にお願いをしました。
A君は取ってくれました。
B君は無視をしました。
さて一週間後に同じような場面になった際、あなたはA君とB君の顔、どちらを思い浮かべてしまいそうですか?
本編の主人公は酷いイジメを受け、心に大きな傷を受けてしまいます。
そして登校拒否になりますが、彼はただ逃げただけではなく牙を磨き復讐を果たすための準備を進めていました。
そして一人一人に会いに行きます。
裏道を進み続ける彼は、一体どこに辿り着くのか、ぜひその目で確かめてみて下さい。
あなたはテーブルに置いてあった物を欲し、テーブルの近くにいた人にそれを取ってと、それぞれ別の日にお願いをしました。
A君は取ってくれました。
B君は無視をしました。
さて一週間後に同じような場面になった際、あなたはA君とB君の顔、どちらを思い浮かべてしまいそうですか?
本編の主人公は酷いイジメを受け、心に大きな傷を受けてしまいます。
そして登校拒否になりますが、彼はただ逃げただけではなく牙を磨き復讐を果たすための準備を進めていました。
そして一人一人に会いに行きます。
裏道を進み続ける彼は、一体どこに辿り着くのか、ぜひその目で確かめてみて下さい。
主人公の比ではないですが、自分も中学のときにイジメを受けていました。ただ、幸運にも助けてくれる人が身近にいたので立ち直り、イジメた連中とも良い友人関係を続けています。
この作品、語弊はありますが、世に出てはいけなかった作品です。主人公の心の闇は、イジメられる側の行き着く先でもあり、復讐された連中は行為に対する代価を主人公に払わされたにすぎないのです。
イジメる側はおそらくこのサイトにはいないでしょうが、それを見て見ぬふりを続けてやりすごしている方は多いと思うので、あえて言います。
それを止めて下さい。
被害者は死ぬまで記憶しています。例え友人でいられたとしても、時に殺意は沸きますから。
この作品、語弊はありますが、世に出てはいけなかった作品です。主人公の心の闇は、イジメられる側の行き着く先でもあり、復讐された連中は行為に対する代価を主人公に払わされたにすぎないのです。
イジメる側はおそらくこのサイトにはいないでしょうが、それを見て見ぬふりを続けてやりすごしている方は多いと思うので、あえて言います。
それを止めて下さい。
被害者は死ぬまで記憶しています。例え友人でいられたとしても、時に殺意は沸きますから。
この作品を覚えていてください。私からのお願いです。
- 投稿者: 赤井"CRUX"錠之介 [2014年 03月 09日 03時 33分]
皆さんは、イジメに遭ったことがありますか? イジメをしたことがありますか? 私は両方あります。イジメは綺麗事で解決するほど甘いものではありません。そのイジメ、さらに人間の心の闇を掘り下げて描いている名作が、この『ウラミチノサキ』です。この作品には、綺麗事は一切出てきません。「復讐は何ももたらさない」なんて、スカしたセリフでどうにかなるほど、人間の心の闇は甘くないということを作者のCRUXさんが熟知しているからです。主人公は次々と、イジメた相手に復讐していきます。それも、とびきり残忍な方法で……しかし、復讐に己の全てを燃やす主人公に、ある種の清々しさ、美しさを感じるのは私だけでしょうか……蛇足ですが、作者のCRUXさんは訳あって作品を投稿できなくなりました。今後、退会されるかもしれません。なので、私は名前をいただきました。今後はこの名前でいきますので、よろしくお願いします。
いつか報うぞ、お前らのその行為。この頭脳ある牙は逃がさない、待っていろ。
この路を選んだはお前らだが、闊歩する者は違うぞ。
ぼろぼろとくすんだ肉体に研ぎ澄ました復讐心をいだいてのぞむ。
見せてもらうぞ、魅せてやる。生き苦しいという狂気を、誰が抜いたかこの刃を。
喉を撫でろ。業の数だけふるうが良い。
ゆかん、ウラミチ――。
この路を選んだはお前らだが、闊歩する者は違うぞ。
ぼろぼろとくすんだ肉体に研ぎ澄ました復讐心をいだいてのぞむ。
見せてもらうぞ、魅せてやる。生き苦しいという狂気を、誰が抜いたかこの刃を。
喉を撫でろ。業の数だけふるうが良い。
ゆかん、ウラミチ――。
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