イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

 絵本のような童話のような美しい作品です

  • 投稿者: 石猫錯理   [2020年 11月 02日 15時 53分]
 秋の夜に一頭の鹿が彷徨い歩いています。
 孤独にうちひしがれながら
 綺麗な死に場所を探すために

 童話のような
 絵本を見ているような
 美しい描写とともに
 物語は流れて行きます

 孤独な鹿の前に現れたサル、ターシャ

 この作品は同時期に連載された
 「雑学白夜 きみとシカト」の主人公が
 小説サイトに投稿している物語で
 主人公の日常とリンクして進行して行きます

 「きみとシカト」の主人公もまた孤独なのです
 そこに現れる目立たない同級生、高見さん

 「夜に探すしか」だけを読んでも
 充分に心をうつ作品ですが
 「きみとシカト」と合わせて読む事で
 この作品が持つ魅力を十二分に味わう事ができます
 
 
↑ページトップへ