イチオシレビュー一覧

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まさにタイトルのとおり、でもそこから広がる冒険ファンタジー

  • 投稿者: 中井 舞   [2022年 09月 28日 01時 44分 ()]
最初はタイトル通りの展開で憤ります。
ここは何度読んでも呼吸困難になりそうなほど苦しい。
でもここから物語がガラリと変化します。

妹の身代わりとして死地と呼ばれる未明の地で一人暮らすイレーネ。そばには意思を持つ聖剣サルティス。そこへかつての片思い相手にそっくりな青年ロイドがやって来る。

見知らぬ世界の話ですが、とても丁寧で繊細な文章で書かれておりその幻想的な風景や不思議な魔物、緊迫した戦闘シーン、登場人物の心の機微やその様子がありありと目に浮かびます。

全体的にはシリアスな展開ですが、美しく気高いのに純粋で可愛らしい面もあるイレーネ、厳しくもお茶目な聖剣サルティス、そして自信に満ちてブレないロイド。この3人の掛け合いが面白くて和みます。そしてこれからの関係がどうなっていくのか楽しみ。

三部の最後で狂喜乱舞の展開になりました。
これからも目が離せません!

全巻買おうと思います

  • 投稿者: ちわ   [2022年 08月 28日 18時 45分 ()]
何度読んでも泣きます。
いつも更新されるのを楽しみにしています。
こんなにおもしろい物語が無料で読めることに感謝です。
登場人物一人ひとりが魅力的な人物で特に剣だけどサルティスが好きです。
なんやかんや優しくて一人ぼっちのイレーネに着いて行ってずっと一緒にいてほしいです。
やばいやばい209話やばい。興奮
ラブラ殿も好きです。
一途にイレーネを思い続ける姿が…。
もちろんロイドもめっちゃかっこよくて好きです!
ブライトもイレーネにひどいことを言ったけどイレーネが惚れただけあってとても優しいし、イレーネを行かせてしまったことを後悔していて許されないことをしたけども人柄はいいし…。
でもロザリーがイレーネという大きな犠牲を忘れて幸せに暮らしているのはいたたまれない。
記憶を失くしちゃったから仕方ないんだけど、でもー!

3巻読みたくて中毒です

  • 投稿者: nanasaki   [2021年 12月 02日 13時 43分]
冒頭から鷲掴みされ引き込まれて読み進め、タイトルにある鋭利な「死んでくれ」の言葉の場面では泣いていました。男のズルさを感じます。死んでくれと=同義語ですものね。心情も断れない事を知った男の卑怯であるのに、その言葉を使う優しさのようなのが出て心が震えました。貴族令嬢の場面から一転して番人へお話が進みますが違和感なく、お話の世界感に引き込まれました。
表紙の挿絵も素敵ですがモノクロの挿絵も奥行きがあってなるほどぉ~と思いました。私の想像力ではあちらの住まいの空間が連想できなかったのですが。空間もお洋服の5分袖も挿絵を見てもう一度読むと納得しました。
電子書籍で購入させていただきました。
催促するような事したくはないのですが
続きが待ちどおしいです。

タイトルに目にとまり、物語を読み進めたら先が気になりすぎになります!

  • 投稿者: あみあみ   [2021年 10月 23日 09時 23分 ()]
作者の文才がすごいです。
美しい文章表現と繊細な心の表現で、読み進めるごとに物語に引き込まれました。ブライドや義理の家族がヒロインに対して(仕方なかったのだとしても)のエゴ発言では、本当に心が痛くなりました。その「お願い」についてヒロインの気高い精神による心理描写には涙がとまりませんでした。読むごとにすっかり感情移入してしまいヒロインの幸せを願わずにはいられません。
選ばなかった者達は決して悪者ではない(けれど…ヒロイン派の私はそうは思えないところも有りますが)ので不幸になって欲しいとは思っていませんが、ヒロインの思いや行動を理解し、一生忘れず…自分に嫌悪感を持って生きて欲しいと思ってしまっています。
この物語は是非書籍でも読みたいと思い、すぐに一巻を購入し、二巻予約しました。もちろん三巻〜も購入予定です!
これからも物語を楽しみにしていますっ( ꈍᴗꈍ)

一人でも多くの人に読んで欲しい良作です

  • 投稿者: 退会済み   [2021年 10月 02日 21時 25分]
管理
逃げ場のないヒロインにタイトルどおりの申し出をした男の息子が現れて物語は新たな純愛を紡ぎ出します。タイトルからは想像もつかない美しい文章表現と繊細な心理描写に驚きました。選ばれなかった者であるヒロインには作者の文才ゆえに感情移入してしまいヒロインの幸せを願わずにはいられなくなります。これ程の素晴らしい作品を無料で読ませて頂くのは心苦しく書籍で一巻購入二巻予約しました。

宝物のような作品

  • 投稿者: mari   [2021年 06月 26日 20時 51分]
タイトルに惹かれて読み始めました。ロザリーが未明の地の番人に選ばれた辺りで、ゆっくり時間の取れる時に読みたいと思い、ようやくここ3日集中して読みました。
繊細で周りの人それぞれのキャラクターや想いがしっかり伝わってきて夢中で読みました。

ウィステリアが幸せになるよう祈ってます。
3部は元の世界に戻るのかな。?ロイドくんはやっと本当に好きになれる人に出会ったのよね?幸せにしてあげてね。
続きが早く読みたいです!

素敵な作品に出会えて感謝です。

はじめからずーーっとおもしろい

  • 投稿者: maro   [2021年 06月 22日 10時 18分]
登場人物達の心情が分かりすぎて辛い。

そして、今後の展開がどうなるのか読めないので、第三部が楽しみでたまりません。

文章の美しさ、表現の繊細さが卓越していて、特に細かい感情の揺れの描写が素晴らしいです。 

しかし、ここまでタイトルと中身が乖離している物語もなかなか無いのでは(笑)。

とにかく、私の中では今最も面白い物語です。

沢山の人に読んで欲しい。

とても繊細な物語

色々な物語を読ませていただいていますが、本作のように細やかな情景や感情の描写は繊細で、読者の想像力次第でどのようにでも変わる万華鏡のよう。ストレートな表現の少ない文章でこれだけのものを書かれる作者の方の力量には素直に称賛の言葉しかありません。
無料で読ませていただくのが躊躇われるくらいなのですが、更新される度にその一話を何回も噛みしめるように読ませていただいております。
持てるものと、持たざるもの。
求めるものと、求められないもの。
対比を軸に、これからの物語を楽しみにしております。

レビューというか感想ですいません

  • 投稿者: ぽか   [2021年 04月 06日 15時 27分]
とても面白いんですが、主人公が孤独に追いやられた原因の公爵と妹が、とんでもなく悪人ではないのが、逆に主人公のやるせなさに拍車をかけている様に感じます。(私は絶対許せませんけど)。第二部に入った今でもずっとそのことが重苦しくのしかかります。それ故に、この先主人公の幸せがどこに幸せにあるのか、息子が光明になり得るのか固唾を飲んで見守っています。

待望の第二部スタート!

第一部は主人公ウィステリアが現在の境遇に至るまでの過程と、片想いの相手と同じ容貌のロイドと邂逅し20年変わらなかった生活に変化が生じるまでがウィステリアやロイド、ウィステリアが身代わりとなったおかげで"幸せな"生活を送っている妹ロザリーの心境などを交えて綴られています。
第二部はウィステリアが番人となる原因となった片想い相手のブライト視点から始まりました。

特筆すべきはその細やかな表現力です。本作品で作者の紡ぎ出す繊細な文章は、作者の他作品と比較してもより登場人物に感情移入しやすく、情景の描写は想像力を掻き立てられます。
ここまでのクオリティの作品を無料で読めてしまうことに謂れのない罪悪感すら覚えていたのですが、書籍化決定とのことで、発売されたら即購入することを心に決めました。

元の世界へ帰れない主人公が幸せになることを祈らずにはいられない作品です。
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