イチオシレビュー一覧

飲み会でカルーアミルク、よくありますよね。私もフリードリンクであれば、比較的よく注文したりします。
ですが、この本質はそこではありません。俗世とは隔別した、それこそカルーアミルクのような無難で面白げのないものを注文するというのは、一言で言えば「月が綺麗ですね」の対義語とも言えましょう。
独り身の自由さだとか、そういう話をしているのではありません。この作品は、まさしく人の心の本質を捉えるものです。
あなたの横にいる人は、カルーアミルクを頼んでいませんか？ そして、その人の表情はカルーアミルクの如く濁っていませんか？