イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く 魔法学園、平民、そして特待生のヒロイン、しかも強力な魔力持ちとくれば、王太子とその婚約者である悪役令嬢はセットでついてくる。しかも、悪役令嬢断罪後に王太子と結ばれる、というのが乙女ゲームのお約束。一方、悪役令嬢に転生した元プレイヤーが破滅回避のために悪戦苦闘、というのがラノベの王道っぽいですね。
でも、そんな「お約束」に向かいそうな雰囲気は感じられません。淫魔族の血を引いている割には、いまいち恋愛志向に乏しそうな主人公。グスタフさんのせいで、イケメンよりもいかついおっちゃんの隣の方が似合いそう。なんか、王道とは一味違った展開を期待してしまいます。
とはいえ、作者さんいわく二章で完結予定らしいし、その二章も今現在で半分あたりかな?この後どんな「ひとひねり」が来るのか、けっこう楽しみにしながら毎週の更新を待っています。
ただ、本音を言えば、二章以降のローザの活躍も読んでみたいものです。
でも、そんな「お約束」に向かいそうな雰囲気は感じられません。淫魔族の血を引いている割には、いまいち恋愛志向に乏しそうな主人公。グスタフさんのせいで、イケメンよりもいかついおっちゃんの隣の方が似合いそう。なんか、王道とは一味違った展開を期待してしまいます。
とはいえ、作者さんいわく二章で完結予定らしいし、その二章も今現在で半分あたりかな?この後どんな「ひとひねり」が来るのか、けっこう楽しみにしながら毎週の更新を待っています。
ただ、本音を言えば、二章以降のローザの活躍も読んでみたいものです。
最初の数話を見れば分かると思うが、本作の世界観には王道ファンタジーの闇がしっかり含まれている。恐ろしいモンスターや奴隷制度の存在など、ファンタジー作品における闇を最初に明示することで、主人公の生きる世界の厳しさを読者に打ち出す。それでも本作における拝読時の感情は、決して暗い者では無かった。危機的状況でも何処か冷静に周囲を観察出来る主人公。終始敬語で展開される彼女視点の地の文は、世界の厳しさを中和し、読みやすくしてくれる。
ピンチの中でも『何とかなるかもしれない』と思わせてくれる手腕には感服する他ない。
まだ彼女の物語は始まったばかり。一難去ってまた一難な彼女の人生だが、その秘められた多くの才能も含めて、彼女なら全て乗り越えてくれると信じ、安心して読む事が出来る。
そんな本作ならではの個性、是非ともその感覚を一人でも多くの人に感じて欲しい。
ピンチの中でも『何とかなるかもしれない』と思わせてくれる手腕には感服する他ない。
まだ彼女の物語は始まったばかり。一難去ってまた一難な彼女の人生だが、その秘められた多くの才能も含めて、彼女なら全て乗り越えてくれると信じ、安心して読む事が出来る。
そんな本作ならではの個性、是非ともその感覚を一人でも多くの人に感じて欲しい。
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。