イチオシレビュー一覧

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面白い!しかし、この作品最大の問題は……

  • 投稿者: ゴエモン   [2023年 04月 25日 19時 31分]
大胆にダイナミックそして緻密に練られた設定。
克明に描写される情景に各ギミックそして登場人物の機微。
異世界ファンタジーの糸とif戦記の糸が精細な織物のように編み込まれ、ミリタリーという染色技法で色鮮やかに染められたこのハイクオリティな作品


基本騎士を含む軍人が(今のところ)メインで登場し政治情勢も絡みながらのためお固い話になりがちなところを、ファンタジー勢がコミカルに息抜きをさせてくれる展開もこの作品の魅力。
架空日本国の科学技術と異世界の魔導の出会いで起きるカルチャーショックとギャップも読者として笑いであり書き手としてもその見方に感嘆の息がでます。


ただこの作品最大の問題は、

異世界ファンタジー?
現実世界ファンタジー?
if戦記?
ミリタリー?
SF?

いったいどのジャンルなのだろうか……
全てにあてはまるんよ

美しく格調高い文章に心奪われる

  • 投稿者: 旋律和音   [2023年 03月 13日 23時 05分]
 作者の力量を示す第一話。

 私は心から驚愕した。

 美しく格調高い文章に心を奪われ、それはまるで重厚に響くクラシック調の吟遊詩。

 緻密に練り込まれた本格的世界観に、気が付けば私は虜になっていた。

 虜にならざるを得ない。

 なぜなら重厚的文章に支えられた世界観と物語が、これまたとても面白いからだ。

 軍事的観点と兵器に対する描写も活き活きと表現され、目を瞑れば在り在りとその情景が細部まで浮かび上がる。

 登場人物たちも魅力ある人間たちだ。

 本作品は、読者を重厚な異世界であるエリドゥに転移させる。

 稀有な体験が出来る本作品を是非読んで頂きたい。

 心から本作品を私はお薦めする。

これは歴史書でしょうか?いいえ日本国の物語です!

  • 投稿者: pusuga   [2022年 10月 07日 23時 08分]
現在の日本・・・。
先の見えない物価高。子供達の相次ぐ行方不明事件・事故、そして痛ましい結末。
などの暗いニュースが多く心を痛めている方も少なくないのでないでしょうか?

そんな日本・・・いや日本国がこの物語の中では丸ごと魔法が存在する異世界へと転移するのです!!

そしてその異世界エリドゥで日本国がどのように存在して行くのか?どの様な結末を辿るのか?

まるで実在する歴史書を彷彿とさせるような緻密な文章語り。一度呼んだらその世界観にはまる事間違いなしですよ!

そして皆さん!ファルカン号に乗って並行世界の日本国の行く末を見に行っちゃいましょう!

とにかく世界観がすごい!

  • 投稿者: ゆるふわ   [2022年 03月 21日 17時 15分]
 初めてこの作品を読ませていただいた際に驚いたのが、戦艦や戦闘機などの様がありありと描かれていることに驚きを隠せませんでした。というのも、細部までかなり細かく表現されているにもかかわらず、ミリタリーなどに疎遠な方が読んだとしてもその姿が易々と脳裏に浮かぶのです。
 そして異世界側から描かれた戦闘機などに対する描写がこれまた面白く、作者様の努力が見て取れる良き作品でもあります。

 また、作者様の文章力や語彙力の強さがこの作品をより一層際立たせてくれていると言っても過言ではない仕上がりとなっていて、どんどんと読み進めていきたくなるような作りとなっています。

 この作品、面白いのでぜひともお読みください! 

ミリタリーを嗜める素養のある方は是非読んで欲しい!

一読して、まず頭に浮かんだ言葉は「やっべ、本格派だそぞ、これ!?」。

ミリタリーに造詣が浅い、私のような読者が気軽に手を出そうとすると、その確立した世界観の硬質な手触りさに、ただただ圧倒されるばかりでありました。

硬派な文体、そして緻密に描かれ作り上げられた日本を取り巻く軍事的に「if」なストーリー。ミリタリーを嗜まれる方特有の、けして己に甘さを許容しない筆致で、それは描き込まれている。

普段「うわぁあああっ」とか「らめぇえええっ」とかいうような文章ばっかり書いたり読んだりしている身として反省しきりでありました。いえ、人様の作品のレビューで反省されても迷惑だと思いますがすいません。

とにかく、本格派異世界ミリタリーを楽しみたい方は必読です!
 
そして最後に……

姫騎士「くっ殺……!」ボンボガボン!

見事な作品です!

  • 投稿者: 佳樹   [2022年 02月 08日 19時 52分]
大変作り込まれた世界観の為、それを説明する文章は難解な物になるか、噛み砕き過ぎて単純な物になるかと思いましたが、全然そんな事ありませんでした。
非常に分かり易く表現されており、かと言って子供っぽい単純な表現でも無く、良い塩梅だと思いました。
先が気になる様な言葉選びや構成も見事だと思いました。
思わず物語に引き込まれてしまいました。
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