イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

数々の加護を持ちながら四苦八苦

ダンボールをゲートにした異世界転移という一風変わった導入部を持ちながら、この作品のユニークなポイントは転移後に付与される加護なのだと思う。

加護は数が揃っていながら、ひとつひとつを見れば微妙なもので、絶対的な強さを見せつける最強チートものとは全く異なっている。
にも関わらず、物語の展開の中で立ちはだかるのは皆強敵で、まさにハードモードの様相。単に強いというよりも、例えば「世界」に愛されているなどの概念的な強者を相手に四苦八苦しながら戦うのが今作の魅力だ。
戦いは恐ろしいものだし、簡単に勝てるわけじゃない。けれど知略を駆使して能力を組み合わせてなんとか勝利を掴み取る。泥臭いとも言える物語が、愛おしく思えてきた。

ダンボールの中にある新たなロマン

  • 投稿者: ラスク   [2021年 03月 15日 15時 21分]
ダンボールと言う誰でも思いつきそうでなかなかに出ない発想!!
スタート地点からかなりの速さで展開されるストーリー!!
奴隷などの深い闇もありそれなのにコメディー要素を忘れない面白さ!
既にガッツリ進んでいるから休憩時間に読み進めるでも、一気読みしちゃうもよしw
次世代の王道ファンタジーになるのではと言うイメージです!(個人の意見ですがw)
↑ページトップへ