イチオシレビュー一覧

この物語は、異世界転生で物語の中の世界に転生したヒロインが、物語のストーリーと格闘しながら自分の恋に目覚めていくラブロマンス。

物語やゲームの脇役に転生する。というシチュエーションのお話は、なろう系の小説としても、珍しくは無いかと思いますが。その際、ありがちなのは、モブキャラから主役を凌駕する力に覚醒してヒーローになるという劇的なストーリーがおおいかとおもいます。しかし、この作品ではその王道展開を捨て、脇役が主人公と対峙し、脇役としての人生を確立するまでが描かれており、ストーリー展開の新鮮味がありました。

世界観の描写が丁寧で、下手にドタバタしたりなどの幼稚な展開も無く、ストーリー的に入り込みやすかった。

文字数が足りないので、考察については、70話の感想へつづく・・・

コンスタンツェの力強い姿が目に浮かびます。
確たる意志を持った瞳は、運命に抗う姿勢を印象づけます。
凜とした女性――。
彼女の一挙手一投足から目が離せなくなります。

冒頭は物語の目的が提示されず、読み手が不安に感じるかもしれません。
しかし、目的がはっきりするとコンスタンツェが躍動します。
逆に、いい塩梅です。
コンスタンツェに感情移入した読み手は、コンスタンツェの心情を共に味わうことができます。

さあ、あとは物語が展開していきます――。

本作は悪役令嬢モノをうまくまとめ、サクサク読みやすい作品。
コンスタンツェの凜とした姿を想像し、その姿に惹かれました。

いやぁ何か凄くね？こんなのあんまりないんじゃね？が第一印象。

基本は異世界転生で恋愛物語。
題名の通り婚約を破棄された侯爵令嬢が辺境で新しい人生を歩んでいく話だ。
主人公コンスタンツェは皇太子に婚約を破棄されながらも、懸命に賢明に、ほんの少し護衛騎士に恋心を抱きながら環境を受け入れ生きている。

まぁここまではいい。
よくあるやつだ。

だがコンスタンツェの敵役である皇太子と聖女がやばい。
これが超絶クズでビッチなのだ。
ここまで不快レベルが高い奴らは見たことがない。
これって国難レベルじゃね？と他人事ながら心配になってしまうほどだ。

1月29日現在、34話まで更新されている。
これからコンスタンツェと護衛騎士イザークの恋が進みそうな気配だ。
個人的には行政官アロイスが敵役をとっちめてくれないかなと期待している。

一味違った異世界転生恋愛小説、ぜひ読んでほしい。