イチオシレビュー一覧

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一見テンプレなんですが、一味も二味も

  • 投稿者: rhforever   [2021年 05月 25日 09時 17分]
大貴族の父親に疎まれ、辺境の領土を与えられ、メイドと二人で赴き、チートな能力で領地を発展させ、父親にざまーする。
ぶっちゃけ最初読み始めた時は既視感が半端なかったです。
自分が内政物が好きで好んで読むからかもしれませんが。

でも、読み進むにつれていい意味で期待を裏切られました。
主人公以外の描写がとても細やかなんです。一人一人の登場人物がきちんと背景、性格などの肉付けがされていて丁寧に描かれています。
 つまりそれこそテンプレな、ひたすら主人公だけがすごくて〇〇様、〇〇様と崇めたてまつられる話とは、一味も二味も違い、主人公と出会うことによって人生が良い方向へ向かって変わっていく多くの人々の言わば、群像劇です。
 女性登場人物がみな、主人公に惹かれていくありがちなハーレムものでもなく、それぞれにパートナーを見つけていくのも好感度が大きいですね。
毎日の更新がとても楽しみです。

毎日楽しみにしています

ノエインはどんな境遇にも腐らず、できることをやり続けて前進し続ける主人公です。

タイトルにある『性格が悪くても』は、主人公の性格と言うよりは、実の父親への当てつけと拗ねた子どもっぽさ、領主としての覚悟が含まれているように思います。
本人の性格はむしろ優しいです。
また、貰った領地は実は好立地だったりします。

主人公に感化された仲間たちも頑張っていて好感を持てますし、毎日更新し続けているのはすごいと思います。
『ほのぼの』は苦手なのですが、毎話何かしら変化があるので、今では毎日欠かさず読んでいます。
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