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▽レビューを書く虐げられ姉が、姉であることを辞める物語
- 投稿者: 柴野いずみ@『公爵閣下』一二三書房WEB小説大賞銀賞受賞! [2022年 11月 20日 11時 30分]
ずるいずるいと言ってばかりの妹、ミルフィは姉のリネアのものをなんでも欲しがり、横取りしてきました。
そしてある日、リネアのたった一人の専属メイドだったアンさえも、リネアの承認もなしに奪ってしまいます。
何もかもを奪われたリネアはしかし、アンの励ましのおかげでへこたれることなく、『ミルフィの姉』であることを辞めることにしたのです……!
これはよくある盗る妹もの。しかし、普通のそれとは一味も二味も違う結末が待っています。
面白いのでぜひご一読ください。
そしてある日、リネアのたった一人の専属メイドだったアンさえも、リネアの承認もなしに奪ってしまいます。
何もかもを奪われたリネアはしかし、アンの励ましのおかげでへこたれることなく、『ミルフィの姉』であることを辞めることにしたのです……!
これはよくある盗る妹もの。しかし、普通のそれとは一味も二味も違う結末が待っています。
面白いのでぜひご一読ください。
貴族の家に生まれながら、リネアの部屋は殺風景で彼女の持っているものはほとんどなかった。
それは、姉の物をほしがってばかりの妹とそんな妹しか愛さない母と、家にほとんど滞在しない父親が居たから。
このままなら家も妹の婿が継ぐだろうし、あの両親が持ってくる縁談で外の家に出て幸せになれる保証もない。
そんなとき、唯一リネアを心配してくれたメイドが、彼女に掃除の知識などを伝えて。
いつしか立派なメイドとして屋敷に溶け込んで、生き生きしているリネアの未来に幸多からん事を祈ります。
それは、姉の物をほしがってばかりの妹とそんな妹しか愛さない母と、家にほとんど滞在しない父親が居たから。
このままなら家も妹の婿が継ぐだろうし、あの両親が持ってくる縁談で外の家に出て幸せになれる保証もない。
そんなとき、唯一リネアを心配してくれたメイドが、彼女に掃除の知識などを伝えて。
いつしか立派なメイドとして屋敷に溶け込んで、生き生きしているリネアの未来に幸多からん事を祈ります。
なんだぁー、よくある妹が欲しがるやつでざまぁ展開なんだろうなぁと思ったら、とても面白い内容だった。主人公はお付きのメイドの掃除を教えて貰ったきっかけでメイドへの第一歩を踏んでそれから立派なメイドになってしまい、それから短編が終わるまでずっとメイドになり切っているという衝撃の作品。両親はクズすぎてすこし胸がいたくなったが、今は妹に取られたお付きのメイド、そして同い年くらいの女の子のメイドと触れ合い今はメイドの方が楽しい人生だと思っているのだろう。
正直連載で見たい作品である。、
正直連載で見たい作品である。、
タイトル通りの話ではあります。
ですが、本当に…そうなのでしょうか。
そう、彼女はなったのです。メイドに。
本当に?
なったのはメイド…なのでしょうか?
彼女は彼女ではなくなりました。
けれど、前の彼女はどこにいたのでしょう?
父の記憶?
母の言葉?
彼女を証するものはなにもありません。
僅かに残っていたものはすべてうばわれてしまいました。
彼女は、自分で自分を作り出したのです。
最後まで読んだとき、きっとあなたは拍手を送ることでしょう。
ですが、本当に…そうなのでしょうか。
そう、彼女はなったのです。メイドに。
本当に?
なったのはメイド…なのでしょうか?
彼女は彼女ではなくなりました。
けれど、前の彼女はどこにいたのでしょう?
父の記憶?
母の言葉?
彼女を証するものはなにもありません。
僅かに残っていたものはすべてうばわれてしまいました。
彼女は、自分で自分を作り出したのです。
最後まで読んだとき、きっとあなたは拍手を送ることでしょう。
明らかにハイファンタジー作品ではなく、ヒューマンドラマ作品かミステリー作品だと思われるが面白い。
主人公は自分がどう動かなければならないのか考えれない精神状況において、依存症になり結末を迎えてしまった。
お付きのメイド以外の家にいる人物が主人公の顔を知らないって状況がイマイチ掴めない。
父親からすれば厳重箱入り娘だったのかな。
母親にすれば夫の愛を奪ったとか、家族も病的な感じだから、やはりミステリー作品なのでしょうか?
主人公は自分がどう動かなければならないのか考えれない精神状況において、依存症になり結末を迎えてしまった。
お付きのメイド以外の家にいる人物が主人公の顔を知らないって状況がイマイチ掴めない。
父親からすれば厳重箱入り娘だったのかな。
母親にすれば夫の愛を奪ったとか、家族も病的な感じだから、やはりミステリー作品なのでしょうか?
この話はまともで無い親に産まれたまともで無い娘の話です。私はこの物語を2度読んで1度目は気付かなかったとある事に気付いて愕然としました。
彼女は親が自分に気付かないことを心の底から喜んでる!
その割り切りとても悲しいものですが、しかしこの短編は典型的な親離れの寓話なのかも知れません。だとしたらこの短編の真の主人公はリラに「捨てられた」家族なのでしょう。
…いや、自分が我が子にこんなことされたら病みますw
1つ気になるとするならリラが連れ合いをみつけるかどうかですが、それは別の物語なのでしょう。願わくばそれはハッピーエンドを望みます。現実のように連鎖される児童虐待などまっぴらですので。
彼女は親が自分に気付かないことを心の底から喜んでる!
その割り切りとても悲しいものですが、しかしこの短編は典型的な親離れの寓話なのかも知れません。だとしたらこの短編の真の主人公はリラに「捨てられた」家族なのでしょう。
…いや、自分が我が子にこんなことされたら病みますw
1つ気になるとするならリラが連れ合いをみつけるかどうかですが、それは別の物語なのでしょう。願わくばそれはハッピーエンドを望みます。現実のように連鎖される児童虐待などまっぴらですので。
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