イチオシレビュー一覧

　作品をレビューさせて頂くにあたり、まずは下の文章を読んで欲しい。

　紙操術はただ紙を動かすだけの力に非ず。紙の性質を理解する事で、柔軟に技を広げられる。


　霊気よりも更に高位な気の感覚。
　妖の中には妖気で無く、固有の気を発する者が居る。鬼の鬼気、神の神気、それに竜の竜気。その気は霊気や妖気よりも純度が高く、高位で人や妖を寄せ付けない。

　この二文を読み、「格好いい」と感じる方は多いはずだ。
　少しでもそう感じた人は、是非、この作品を読んでみて欲しい。

　百目鬼くんという格好いいキャラクターを拝めるのだから。

　序盤、少し取っ付きにくい部分がある。
　でも、それも主人公たちの二重生活を知るための大事な内容。それを理解して読めば、後半のバトルがより面白いものとなることは間違いない。

　紙を武器に戦う和風ファンタジー。
　ぜひ、多くの方に読んで頂きたい！！