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怖いような、純愛のような、不思議な不思議な物語です。

  • 投稿者: 水渕成分   [2021年 01月 15日 23時 32分]
家紋武範様の「夢幻企画」参加作品です。

2750字の純文学。主人公の女性の視点で物語は展開します。

主人公の女性は祖父の家の玄関にあるフレスコ画に魅了されています。

貴族の子弟らしい少年が花を一輪持っている絵。

祖父曰く「無名の画家の作品」なのですが、主人公は飽きることなくその絵を眺め続け、ついには祖父から自分が死んだら、その絵を譲り受ける確約を取ります。

しかし、祖父から気がかりな一言を言われます。
「マミーブラウンは、ファラオの色だよ」

それでも、主人公の気持ちは変わらず、ついに絵を譲り受けます。

そして、絵を持ち帰った一人暮らしのワンルームマンションで起こったこととは……

この後は実際に読んでお確かめください。

怖いような、純愛のような、不思議な不思議な物語です。
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