イチオシレビュー一覧

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良い意味でタイトル詐欺

タイトルを見て、「はいはい、よくあるやつね」と、思ってはいけない。
小説をしっかり学んだ人にしか書けない上手さと読みやすさです。
内容はこれから楽しんでもらうとして、一般的に読者が気になるであろうポイントだけお伝えします。

・鬱展開なし
・NTRなし
・恋愛やハーレムなし
・18禁展開なし
・俺ツエー&サイコパス主人公なし
・パロディやメタな表現なし
・チートなし
・ご都合展開なし
・くどい表現なし
・設定を延々と話す表現なし

これだけ見ると硬派のようですが、プロットがしっかりしていて非常に読み易く、かつドンドン進んでゆきます。
完成度が商業レベルに高く、ストレスも無く、安心して読み進められる良い作品でした。

コメディタッチのタイトルからは想像出来ない良質ダーク(?)ファンタジー

  • 投稿者: 7ぷくてん   [2021年 11月 14日 17時 39分 ()]
 勇者、大魔道士、聖女、魔王(今作では滅王だが)といった、JRPG的な所謂なろうテンプレで構成されつつも新しい読後感がある良作。

 運命的な出会い、芽生える友情、仄かな恋心、困難に立ち向かっていく度に育つ絆など、どこかで見た王道展開なのに行間を読ませる高い文章力がそれらを新鮮なものに描いている。まだ各キャラの背景は充分に掘り下げられていないが青春群像劇というのが一番近いかもしれない。

長文タイトルもので良い作品をお探しのあなた。
この作品は『当たり』です。

タイトル詐欺の傑作

  • 投稿者: 退会済み   [2021年 04月 26日 14時 38分]
管理
タイトルからすると皆さん思われたように、流行りの復讐ものかと思ったのですが、最後の方にちょっと間抜けで気弱な香りがしたので読んでみたのですが、これほど魅力的で嫌味のない主人公の活劇になるとは、全く思いませんでした。

テンポがよく、ギャグとシリアスの割合かつ攻防も見事で、文章もお上手です。

上質な中編。といったところでしょうか。

続編(クラハ、女剣士を目指す)も期待したくなります。

いわゆるザマァとはまた違った一服の清涼感を持つこの作品、力一杯お勧めできます。

1番の不満がタイトル

  • 投稿者: 子游 兎   [2021年 04月 26日 08時 43分]
 少し前から流行している、復讐と異世界をテーマにした作品かと誤解されそうな作品。
 実際に読んでみると丁寧な伏線の張り方に、読み易い文体で非常に高評価。そこまで長くないので3時間あれば読めるかと。
 物足りなさは目立つ作品。主人公達が非常に強いので、あまり緊張感はなく、ストーリーも単行本1,2冊くらいなので人物同士の交流が好きな人にはその後が気になるかも。

 しっかりした話を読みたいけど、ssのように軽く辞める話が読みたい人向け。飯で例えるなら朝ごはんとして焼き鮭定食を頼むような感覚。

テンプレじゃない面白さがありました。お勧め!

  • 投稿者: fumio   [2021年 04月 14日 03時 08分]
タイトルに捻りがあって面白いのですけど、流行りのパーティざまぁ系かなぁと思って読んでなかったのですが、読んでみて「何で早く読まなかった!」と後悔しました。

シリアスとコメディのバランス、キャラクターの面白さ、ミステリ要素もあり、一話終わるごとに続きが気になりました。

主人公の強さにも嫌味が無かったです。
「はいはい強い強い」とか「勘違い系か~」というなろう独特の要素無しで、好感の持てる人物でした。
彼、彼らの冒険や再会の物語をまた見たいです。

テンポの良さで一気に読み進めてしまう良作

13万字ほどと短めの文字数できれいに完結している作品。

全体を通して、めちゃくちゃ文章が上手いと感じました。ギャグ部分では軽やかなユーモアたっぷりだし、シリアス部分ではピリリとした緊張感。説明臭いところがなく自然に物語が流れていく。

作者さまの活動方向を見てみるとかなり意識的に小説の書き方を研究練習されている様子。なるほど確かに、これは勢いだけで書ける文章ではない。練り上げられた成果は一読の価値あり。

そして主人公の少年と聖女の関係性が実に楽しい。主人公はメガネを落として相手が良く見えない! 聖女さんは年上お姉さんだけど天然で抜けたところも多数! どう接すればいいのかドキドキもやもやしまくる主人公がピュアピュアで魅力的。こういうキャラ描写からも作者さまのセンスと鍛錬が伝わってきます。

味わいが濃縮された見事な作品です。

物語からほとばしる可能性の光

大変面白かったです!
タイトルからなろうに溢れる浅〜いテンプレ小説を連想させますが、「別物」です。伏線と回収がきちんとしており、良い意味で裏切られました。

文章もテンポが良く、会話も小気味いい。設定や心情をキャラに説明させてしまう作品が多い中、「クラスの話上手の掛け合い」のような日常会話を描く力も素晴らしい。やりとりがとても自然で、好感しか持てません。

同作者のサムライがオタクになる話も大変良かったですが、今作はよりぐっと洗練された、完成度の高い作品になっていました。 

ここまでの完成度、ここまでの構成、表現に至るまで、まだたった5年であることが信じられません。
活動報告を読み、ここまでストイックに小説に向き合える変態は、物書きとして生きる定めにあると確信しました。

今後の成長が楽しみでならない逸材。ぜひデビューして小説で生活して欲しい。応援します。次の作品も楽しみにしています。

まさに【異世界物】

  • 投稿者: 退会済み   [2021年 02月 11日 22時 11分]
管理
世界最高の剣士と世界最高の聖女と世界最高の魔法使いの3人による、ダンジョン攻略。
ぱっと見ればよくありがちな内容に思えるが、読んでみればその違いは一目瞭然。
剣士も聖女も魔法使いも、全員が全員弱点ばかり。
その上で敵は絶望するほど強い。
それでも3人は、そしてそれに憧れた女の子は、絶対に諦めない。

久しぶりに見つけた、とても気持ちのいい物語。
杞憂や蛇足は要らない。
作者が読者を信じているからこその
【俺たちの旅はこれからだ】
きっとここで終わるのが最高なのだと、そう思った。

ふわっと。舞い降りる。軋む綻ぶ結ぶ一つになる、心。(読後の一言感想。)

  • 投稿者: alice   [2021年 02月 10日 20時 50分]
あらすじ/

補充要因としてパーティーに入った竜殺しの剣士ジル。
迷宮に挑戦するもパーティーメンバーからの裏切りで、迷宮地下に落とされてしまう。
あれ?メガネが壊れた。目が見えないぞ。俺近視だぞ。
うむ。とりあえず上に登ろう。あれ?こっち下??

俺、方向音痴だし…。あれ?また一人仲間がやってきた??!!

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

これは・・・

超方向音痴の主人公と方向音痴仲間の能力極ぶり仲間が織りなすドタバタ友情感動コメディ。

久々のあたり作品

  • 投稿者: ぼん   [2021年 02月 06日 03時 27分 ()]
サクサクのサックサクに読めます。
おめーらには媚びねぇ!萌えも流行りも知ったこっちゃねぇ!商業化なんてしねーよ!という気概を感じます。

このまま進んでくの!?え?このままラストまでいく気だよねこれ!?と読んだ誰もが思うはず…。
もう遅い感はゼロ!潔いです。

サクサクですがラストは綺麗にまとめてあって読了感はいいです。
最近は小難しかったり脱線連打の作品が多いですが、この作品は無駄な話がなく難しいこと考えずに楽します。

世界観を最小限にしキャラクターを魅せることに特化してます。
主人公の過去すらほとんど語られませんが魅力十分でした。
捻らないキャラクターをシンプルに魅せるというのが作者の方にマッチしてるんだと思います。

これからも頑張ってください。
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